データセクションは、HAKUHODO THE DAY、ニューピースが企画し、ビットエーとデータセレクションが開発協力を行う形で、AIがTwitterアカウントでの投稿を代行するサービスの実証実験を実施した。
本企画は、企業によるSNS利用の拡大とそれに伴う投稿のリスク管理の重要性増大に対するソリューションとして、人工知能による「その人らしい文章」の特徴検出と文章生成を用いたTwitterアカウントの半無人運用化の検証を目的としている。実験では、若手アイドルグループ「PREDIANNA(プレディアナ)」の侑杏(ゆあ)さんのアカウントで投稿を代行する形で行っている。
botのエンジンは、ビットエーとデータセレクションが2016年11月に公開した中部経済新聞「AI記者」をベースに設計。自動ポストを実行する実証実験として、侑杏さんらしい文章を数文字程度の短文から自動生成し投稿している。
実験では、まず侑杏さん自身がこれまで運用を行ってきたTwitterアカウントをクロールし、特定ワードの言い換えパターンや言い回し、癖や特徴を分解し学習。「時間」×「Post全体で言いたいこと(数文字程度 ※例:おはよう 等)×「実際のスケジュール」を組み合わせ、数パターンのTweet文章を生成。そこから最も「らしさ」の値の高かった(vectorの近似が高い)ものをポストすることでアカウントの運用を擬似的に代行している。
なお今後の展開に関し、自撮り画像の生成についても取り組みをスタートしている。