フォレスター・リサーチ社によれば、B2CレポートとB2Bレポートの評価基準は概ね変わらないものの、B2Cレポートでは、「エクスペリエンス管理、デジタルストア、オムニチャネルなどの項目の比重が高く、一方でB2Bに特化した分野である電子調達、フルスペクトル販売、チャネル管理などの比重は低く」なっているとのこと。
レポートでは、コマース・ソリューションを提供するベンダーは、「購入体験において、より充実したリサーチ体験や、より豊富な購入プロセスが顧客から求められています。そのような中、ベンダー各社は、バックエンド側でのフルフィルメントとの統合を軸とし、また、フロントエンド側でのシームレスかつ革新的な顧客体験を軸として、新たな機能を提供する必要があります」と述べている。
SAP Hybrisの最高戦略責任者であるブライアン・ウォーカー(Brian Walker)は、同評価を受け、次のようにコメントしている。
「B2CやB2B、さらにはB2B2Cの分野におけるお客様のニーズは、複雑化が進んでおり、新たなチャネルや購入体験を取り入れていく俊敏性や、あらゆるチャネルに一元的に対応できる能力が求められます。当社は充実したコマース機能やアジャイルプラットフォームを基礎とし、マーケティングやエクスペリエンス管理に対する投資を倍増しており、これによってお客様は、さまざまな業界やユースケースを通じて、圧倒的に優れたオムニチャネル体験の提供と、市場シェアの獲得を実現しています。今回の両方のレポートは共に、お客様がさまざまなアプリケーションで当社のプラットフォームに価値を見出していることの裏付けであると考えています」