サイバーエージェントのアドテクノロジー分野におけるサービスの開発を行うアドテクスタジオは、人工知能を活用したチャットボット事業(※1)を行う連結子会社、AIメッセンジャーが設立した沖縄チャットセンターにおいて、24時間365日のチャット対応を開始した。
アドテクスタジオとは、サイバーエージェントグループのアドテクノロジー分野における各サービスの開発を行うエンジニアの横断組織。2013年10月1日に設立し、現在では5つの子会社を包括し、約180名のエンジニアによって、RTB広告を支えるSSPやDSP、DMPなど20サービスを提供している。
沖縄チャットセンターは、化粧品や健康食品、旅行、不動産など、各分野の専門知識を持つスタッフによるチャット接客対応を行っており、今回、AIメッセンジャーのサービスを活用することで、24時間365日のチャット対応を正式に開始した。テスト運用では既に数社で休祝日・深夜対応が導入されており、成約件数の向上が確認されている。
また、チャットセンターでの応答は東京本社で開発している独自の会話エンジン(※2)のデータベースへ取り込み、学習させることによりチャットボットツール「AI Messenger」のより一層最適な自動対応を実現し、企業価値の最大化に貢献している。
AIメッセンジャーは今後も人工知能研究を行い、更なるサービス開発・拡充に努めると同時に、積極的な事業拡大を図っていくと発表した。
※1:チャットボットとは、人間との自然言語でコミュニケーションを行うコンピュータのプログラムのこと。
※2:2016年1月に設立した最先端の人工知能研究を行う「AI Lab(エーアイラボ)」と連携し開発した、自然言語処理技術に基づいた独自の会話エンジンのこと。