セランは、同社が提供するマーケティングオートメーションツール「xross data(クロスデータ)」の新機能として、メールとLINE@アカウントに対応したコミュニケーション機能を、2017年2月9日より提供開始したと発表した。
xross dataは、ウェブサイトに数行のコードを埋め込むだけで、来訪者の特徴や行動を解析して個々を可視化して分析、顧客をセグメント化することができるサービス。これまでは、セグメント化したリストを他社が提供するメール配信システムと連携することで、リテンション施策のメール配信を実現していたが、xross dataにコミュニケーション機能を搭載することで、同一の管理画面で分析、シナリオ設定、メッセージの管理と配信、効果測定が可能となった。
今回提供を開始したコミュニケーション機能では、メール配信に加え、LINE@アカウントへのメッセージ配信をオプションとして選択可能。じっくり読んで欲しいメッセージはメールで、カゴ落ちやブラウザ放棄などのリマインドはLINEへ、離脱防止やクーポンを使った掘り起こし施策はメールとLINEの双方に送るなど、用途にあったシナリオを設定することができる。提供される主な機能は以下の通り。
メール機能
- 無料で使えるレスポンシブ対応のHTMLテンプレート
- HTML、テキスト、デコメ対応
- マルチパート対応
- デバイスの切り替えプレビュー
- A/Bテスト(未配信+コンテンツ別の配信割合設定可能)
- 情報の差し込み設定
- 開封タグ(HTMLメールのみ)
LINE機能
- 多様なメッセージタイプ選択
- 絵文字の差し込み
- 通知サービス用のメッセージ設定
- アクションタイプの柔軟な設定
- 情報の差し込み設定