楽天は、楽天の決済サービス「楽天ペイ(実店舗決済)」において、主要電子マネー14ブランドと「Android Pay」に対応したサービスを2017年夏から開始予定だと発表した。
楽天は、「楽天経済圏」をリアル加盟店に広げるため、2012年12月に楽天ペイのクレジットカード決済サービスを開始していた。今回楽天ペイに対応予定の電子マネーは、楽天グループの「楽天Edy」や、「Suica」「PASMO」などの交通系9ブランド、全国のセブン&アイホールディングスグループなどで利用できる「nanaco」、イオングループの「WAON」(2018年サービス開始予定)、「QUICPay+(クイックペイプラス)」、「iD」となる。
楽天Edyに対応していることから「Android Pay」も利用でき、さらに近距離無線通信の国際標準規格であるNFCに準拠した決済サービス「Visa payWave」と「Mastercard コンタクトレス」、「J/Speedy」も将来的に開始予定だ。このため、日本国内の消費者に加え訪日外国人旅行客の決済ニーズにも応えることができ、加盟店への積極的な送客が期待できる。
これに伴い、2017年3月6日からクレジットカードと電子マネーの決済機能が搭載された「Rakuten Card & NFC Reader Elan(税込価格:1万8,800円)」を販売予定。また、すでに旧端末を所有している加盟店および電子マネーのみの導入を希望する加盟店を対象に、2017年夏頃にNFCを搭載した電子マネー専用リーダー端末「Rakuten NFC Reader Piu(税込価格:4,980円)」を販売予定だ。