西友は、社会貢献活動に取り組む団体の事業へ助成を行う「社会貢献活動助成プログラム」において、セカンドハーベスト・ジャパンを2016年度の助成金交付先のひとつに選定した。
セカンドハーベスト・ジャパンは日本で初めて法人化されたフードバンク団体。フードバンク活動は、賞味期限内であるにも関わらず、包装の不具合や賞味期限が迫っている、季節商品である、などの理由から、食品企業や量販店、輸入業者、卸業者、農家などが市場に流通できない食品を、食料を必要としている福祉施設や貧困者に配分する活動を指す。1967年に米国アリゾナ州で始まり、日本では2002年にセカンドハーベスト・ジャパンが本格的に活動を開始した。
日本で排出される食品廃棄物は年間約 1900 万トンに及び、その中から、食べられるのに捨てられてしまう、いわゆる「食品ロス」が発生している。フードバンク活動は、食糧問題と環境問題を解決する一助となる取り組みとして注目されている。
西友では、セカンドハーベスト・ジャパンが行うフードバンク活動に賛同し、店舗を中心とした食品寄付の拡大に取り組んでいる。2009年に東京近郊の3店舗にて食品寄付活動を開始して以来、継続的に活動実施店舗を拡大し、2015 年末時点では 115 店舗がこの取り組みに参加。2016 年末までには、関東エリアの全店舗にあたる約130店舗にまで同活動を拡げる計画で、将来的には全国のすべての店舗においての実施を目指している。
これまでの西友によるセカンドハーベスト・ジャパンへの助成金の拠出は、2011年、2013年、2014年、2015年の4度にわたっており、助成金と寄付食品等の物品を合わせた総額は1億5千万円以上にのぼる。