1998年、中国深センに設立されたテンセントは、SNSサービス、オンライン広告、Eコマースの三つを柱として事業を展開。代表的なサービスに、中国版「LINE」と呼ばれるコミュニケーションアプリ「WeChat(微信)」がある。チャットや通話といったコミュニケーションツール、「モーメンツ」と呼ばれるソーシャル機能、動画送信機能、「WeChat Pay (微信支付)」という銀行口座と連動した決済機能等を持っており、中国国内外で7.6億人が利用。中国ではスマートフォン利用者の約9割にインストールされており、香港やマカオでも多くのユーザーに利用されている。
インバウンド消費に関する需要予測・分析・レポーティングサービスを提供し、インバウンドにおけるプロモーション支援や課題解決の提案までを支援しているホットリンクは、訪日中国人向けインバウンド対策支援サービスの拡大を目的にテンセント社WeChat Pay事業部と覚書を締結した。両社は、日本インバウンド市場におけるソーシャルネットワークの調査・研究や、プロモーションに関して相互に協力していく。
今後、ホットリンクはテンセント社と共同で、日本企業の「WeChat」を活用した訪日中国人向けインバウンドプロモーション支援や、店舗等での「WeChat Pay」導入促進により訪日中国人客の決済時の利便性向上を図る。