グーグルの開発者向けブログによると、現在ベータ版の新ブラウザ「Chrome 50」で、ネイティブアプリと同じ方法でシステムレベルのプッシュ通知をトリガーできるようになる。
プッシュ通知の初期バージョンでは、サーバーからの通知に対して「Service Worker」(バックグラウンドで実行されるJavaScriptによる技術基盤)が情報を取得していたが、最新のChromeでは、サイトが通知データの本体をプッシュメッセージに含むことができる。これは、W3CのPush APIの仕様の一部で、Firefoxはすでに対応している機能。
サイト側はユーザーが通知をクローズしたことも検出可能になるほか、カスタムのタイムスタンプや通知アクションのカスタムアイコンの設定など、外観も細かくできるようになる。これらの改善は、Android、Chrome OS、Linux、Mac、Windows版のChromeに反映される。