中国ECモール大手の京東商城、JD.COM公式パートナーであるFRANK(本社:中国深セン、代表取締役社長:田中継東)、ヤマトホールディングス株式会社傘下で国際物流サービスを提供するヤマトグローバルロジスティクスジャパンが連携を発表。日本企業に対する京東集団傘下の越境ECモールである「京東全球購」での、出店・出品のサポートおよび、ヤマトチャイナダイレクトによる最短4日のスピード輸送サービスの提供を5月上旬から開始する。
京東集団は、中国B2Cオンライン直販型会社の最大手で、傘下の海外法人向けECモール「JD.com International Limited(京東全球購)は、2015年6月に日本の商品を取り扱う日本館をオープンし、日本企業の誘致に力を入れてきた。ヤマトグローバルロジスティクスジャパンは2014年4月から上海市郵政と連携したヤマトチャイナダイレクトを発売し、日本企業の中国での越境事業を物流から支援している。
今回、京東商城、FRANKとヤマトグローバルロジスティクスジャパンが連携し、中国向け越境ECの「販売チャネル」から「物流」までをトータルでサポートする。3社が日本のメーカーや小売事業者、EC事業者に「京東全球購」への出店・出品を案内し、出店者の店舗設立および運営サポートをFRANKが担う。
輸送についてはヤマトグローバルロジスティクスジャパンが指定物流事業者となり、ヤマトチャイナダイレクトを利用して、日本の指定倉庫から購入者までの輸送を担当。物量が増えた場合は、ヤマトグループの中国国内の保税倉庫で保管し、注文ごとに出荷対応を行う。出品者や出店者は輸送から、バックヤード業務、店舗運営、エンドユーザーへの配送までトータルで業務委託をすることが可能になる。