イーベイ・ジャパンは「国内における越境ECのイメージおよび浸透度」の調査を目的として、全国20~59歳の男女412人を対象にアンケートを実施した。越境EC出店者(n=103)を対象に越境ECを始めたきっかけを聞いたところ、 1位は「日本では売れない商品が、海外では売れる」、 2位「日本よりも高い価格で販売できる」、3位「購入者が日本よりも多い」となった。
越境EC出店国のランキングは以下のとおり。前年比で中国をはじめとするアジアの国々との取引が増加傾向にあることが明らかになった。
1位 「アメリカ」(64.1%、3.9ポイント減)
2位 「中国」(53.4%、6.8ポイント増)
3位 「アジア地域(中国以外)」(51.5%、11.7ポイント増)
4位 「ヨーロッパ諸国(イギリス以外)」(39.8%、増減なし)
5位 「イギリス」(33.0%、1.9ポイント増)
国内でECを手がけているものの、 越境ECは行っていない人(n=309)へ「越境EC出店に対して抵抗があるか」と聞いたところ、「抵抗なし」37.5%、「抵抗あり」62.5%。抵抗を感じる理由としては、言葉の問題、決済や配送、トラブル時のサポートへの不安が挙がった。
越境EC出店者が「困った時にサポートして欲しいと感じている出品時のニーズ」について聞いたところ「充実したFAQ」との回答が48.5%(前年比15.5ポイント増)となり、前年の5位から1位へ浮上。続いて「メールでの質問受付」「オンラインセミナー」という結果になった。
【調査概要】
対象:
[事前調査] 10,000サンプル →全国20~59歳男女
[本調査] 412サンプル →ECサイト出店に業務として関わっている方
→「海外出店者」(103サンプル)、「海外出店意向者」(309サンプル)
調査期間:[事前調査] 2015年12月11日(金)~12月15日(火)
[本調査] 2015年12月16日(水)
調査方法:インターネットを利用したアンケート調査
※本調査では「越境EC」を「海外EC」として聴取