千趣会は、日本ティブコソフトウェアのアナリティクス・ プラットフォーム「TIBCO Spotfire」を導入し、社員への「見せる化」を推進するため、独自の社内分析ポータル「数字で見るベルメゾン」を構築した。
一般的には、BIソフトが提供するダッシュボード画面や、自ら積極的に分析作業を行おうとする社員向けに詳細ツールが用意されるが、利用者の普及を拡大していくためにはこうした仕組みだけでは限界があると判断。従来の「見える化」というスタンスから、一歩進んで「見せる化」を実現するものとなっている。
「数字で見るベルメゾン」には、「全社売上」「部門別売上」「ネット売上比」「会員数」の4つのページが用意され、それぞれ分かりやすいグラフィックにより数字とグラフが表示される。数値は、日々上がってくる新規データが自動的に反映され、人を介さずに更新されていく。さらに具体的な数字や、別の切り口でデータの詳細を見たいという社員向けには、各ページ内に「詳細を見る」というボタンを設け、TIBCO Spotfireのさまざまな分析機能を利用できるページへ遷移する。
従来、各部門で数字を掌握している担当者がデータを抽出する必要があるなど、データ収集に非常に大きな業務工数がかかっていたが、この仕組みによって大きな負荷はほぼなくなり、社内分析ポータル上での数値の自動更新を実現している。