SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

ECzine Day(イーシージン・デイ)とは、ECzineが主催するカンファレンス型のイベントです。変化の激しいEC業界、この日にリアルな場にお越しいただくことで、トレンドやトピックスを効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

最新イベントはこちら!

ECzine Day 2024 Autumn

2024年8月27日(火)10:00~19:15

ECzineニュース

インプレスR&Dが「PODによる新たな出版流通網」構築、全コンテンツホルダーに向けて取次サービス提供

 POD出版は、一冊単位で印刷・製造できるPODの特性を活用し、顧客の注文後に一冊ずつ印刷・製造・出荷する新しいタイプの出版方式で、PODを設置した書店自ら印刷・製造して販売するため、販売価格の決定権は書店側にある。見た目は印刷書籍だが、伝統的出版で適用されている定価販売の対象外となるため、電子出版と同様にセールによる値引き販売が可能なのがPOD出版の販売面での特徴となっている。

 また、出版社にとっては大量の在庫を抱えることなく、印刷書籍を販売できる。これはPOD出版を手がける書店にとっても同様で、事前に仕入れることなく注文に応じて印刷・製造するため、売り逃しがなくなるのが大きな利点となる。

 インプレスR&Dは、2012年3月よりPODを最大限に活用。無在庫販売による出版ビジネスを確立し、ヒット作を出してきた。2015年4月にはPOD流通部分を出版社向けサービスとして提供を開始し、最大手のアマゾンとはPOD取次社として正式契約している。

 出版コンテンツを保有する出版社は、それぞれの書店と個別契約しPOD出版を行うのが一般的だが、インプレスR&DではPOD出版の「取次」をサービスメニュー化することで、POD出版の流通支援を行っている。

 今回、この取次対象を出版社だけでなく、出版可能なコンテンツを保有するすべての法人に拡大。独自の「疑似POD(必要最小限の書籍を事前に仕入れ、売れた分だけ補充する)モデル」を用いることで、楽天ブックスのようにPODを設置していない書店でもPOD出版ができるようになった。これらにより、POD出版流通網が完成したと判断。すべてのコンテンツホルダーに対してPOD取次をサービスとして提供する。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
この記事の著者

ECzine編集部(イーシージンヘンシュウブ)

ECZine編集部です。ネットショップ運営に役立つ情報をお届けします。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事をシェア

ECzine(イーシージン)
https://eczine.jp/news/detail/2256 2015/10/19 13:30

Special Contents

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

ECzine Day(イーシージン・デイ)とは、ECzineが主催するカンファレンス型のイベントです。変化の激しいEC業界、この日にリアルな場にお越しいただくことで、トレンドやトピックスを効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

2024年8月27日(火)10:00~19:15

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング