株式会社MIXIは、SNS「mixi」に続くSNS「mixi2」を2024年12月16日に提供開始した。既に登録者数が120万人を突破している。
mixi2の特徴
フォロー重視
フォローした人の投稿を時系列で表示する「フォロー」タイムラインをデフォルトとし、ユーザー自身が構築したタイムラインを重視する。目立つ話題のレコメンドよりも、身近な友人や知人の間で盛り上がっている話題を大切にし、つながった人、つながりたい人とのコミュニケーションをより密にしたいとのこと。
短文テキスト
閲覧・投稿ともに手軽にできる短文テキストを重視し、ユーザーが日々の出来事を気軽に投稿して友人や知人と身近な話題で盛り上がれるSNSを目指している。
感情表現方法
身近な人との感情豊かな交流を重視します。投稿者が投稿に感情を乗せる「エモテキ(エモーショナルテキスト)」や、閲覧者が「かわいい」や「なるほど」などの日本語スタンプで投稿者の投稿に反応として感情を乗せる「リアクション」など、コミュニケーションを彩る機能を提供する。
招待制
招待制を採用し、利用開始時から身近な友人や知人とのつながりや交流を楽しめる仕組みとなっている。
小さなユーザーコミュニティ
身近な人と一緒に作ったコミュニティなど、小さなユーザーネットワークである安心感や楽しさを重視している。
主な機能
ホームタイムライン
投稿の閲覧および投稿ができる。「フォロー」タブには、フォローしているユーザーのポストや参加しているコミュニティ・イベントへのポストが時系列で表示される。「発見」タブには、フォローや参加の情報から判断される「身近で盛り上がっている投稿」が表示される。
エモテキ・リアクション
友人や知人、信頼できる人と楽しく交流するための補助機能として、投稿者は「エモーションテキスト(エモテキ)」でテキストに感情を込められる。また、閲覧者は「リアクション」で投稿を見た際の感想を、感情をもって表現できる。
コミュニティ
複数の人が集まり、投稿・会話する場所を作成できる。仲が良い友達で集まったり、役立つ情報を教え合ったり、共通の趣味や大好きなエンタメについて語り合ったりするなど、今欲しているコミュニティを作ることが可能。相互フォローの人を招待、または承認制のコミュニティも作成できる。
イベント
同じアニメ作品やスポーツ中継を同時に見ながら投稿する「オンラインイベント」や、一緒にキャンプに行く約束をする「オフラインイベント」を作成できる。
プライバシー保護
リアクションのほかに「いいね」も利用できる。いいねの履歴は投稿者にしか表示されない。「メッセージ」は既読が付かず、「全体ポストの非表示設定」や「ブロック」、「非公開(承認制)コミュニティ・イベント」など、プライバシーを保護する機能を備えている。なお、mixi2は18歳未満の利用を禁止している。
株式会社MIXI 取締役ファウンダー 上級執行役員/「mixi2」事業責任者 笠原健治氏のコメント
2004年にSNS「mixi」サービス開始後の20年目の節目に、この度「mixi2」をリリースしました。まずは、SNS「mixi」を20年にわたり、サービスをご利用し続けているユーザーの皆様に感謝を申し上げます。
皆様もご存知の通り、世界的な巨大SNSはこの数年、友だちとのコミュニケーションという立ち位置から、レコメンドを効かせたよりおもしろい、刺激のある、バズっているコンテンツを見せて、滞在時間の最大化を図るように様変わりしてきています。
元々SNSを運営し、また身近な友人知人とのコミュニケーションというSNSの存在価値を愛してきた身としては、それは企業の戦略としては正しいのかもしれませんが、友だちとのコミュニケーションの価値に終焉を迎えたような、寂しさを感じていました。
MIXI社は社名に「mixi」を冠するように、コミュニケーションサービスにこだわりを持つ会社です。また、「友人とのコミュニケーション」という、コミュニケーションサービスど真ん中にあるSNSに対する思いも、人一倍ある会社です。
その思いを乗せて、「mixi2」の企画開発を進めてきましたが、この度無事にリリースできたこと、またこの1週間で多くの方に活発にご利用いただいていること、皆様から温かなコメントをいただいていることを心から嬉しく思っております。
「フォローしている人やコミュニティの時系列タイムライン」「エモテキやリアクションによる感情表現」「コミュニティやイベントですぐに集えること」「完全招待制」どれもコンセプトを実現するために、こだわり抜いた選択、機能になります。
「mixi2」が、皆様にとって、身近な友人知人とのコミュニケーションや、共通の趣味・興味関心の人たちとのコミュニケーションに長期間にわたってお役立ちいただけることを心から願っております。そして、つながった人、つながりたい人との関係性が深まるサービスとなれば、開発チーム一同、これに勝る喜びはありません。