ネオマーケティングは、「宅配サービス」をテーマにインターネットリサーチを実施した。同調査結果の詳細は、次のとおり。
置き配サービス/配送の日時指定サービスの利用頻度
よく利用する割合で比較すると、「置き配サービス」よりも「配送の日時指定」のほうが高い利用率を示した。一方で「置き配サービス」を「利用しない」と回答した人は30.7%にのぼる。利用しない理由には「盗難や紛失が心配だから」が多く、ほかにも「置き配に適した場所がない」ことが障害となっているとわかった。また、オートロック物件では、置き配が難しいとの声も聞かれた。
再配達依頼の頻度
宅配の再配達依頼を「ほとんど毎回行う」「依頼することが多い」と回答した人の割合は11.2%で、「依頼することがある」を含めると46.8%に達した。
再配達の主な理由は「配送時間帯に自宅にいない」が39.3%で最多。また「再配達が気軽に依頼できるから」という回答も17.9%となり、再配達の手軽さが利用増加につながっている可能性があるとわかる。
「物流の2024年問題」への認識
「物流の2024年問題」に関しては、EC利用者の半数以上が認識しているものの、その影響を具体的に理解している層は24.2%にとどまった。この問題により、配送コストや納期の維持が難しくなることが予想されるが、「品質維持に追加料金を支払いたくない」という意見も多く、消費者がサービス維持への負担に抵抗感を抱いていることが明らかになった。
調査概要
- 調査実施日:2024年10月7日(月)~2024年10月8日(火)
- 調査の対象:全国の20歳以上の男女で、直近1年以内に配送をともなう通販購入経験がある人
- 有効回答数:1,000名
- 調査の方法:同社が運営するアンケートシステムを利用したウェブアンケート方式で実施