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2024年8月27日(火)10:00~19:15

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ビームス、自動化システム導入の新物流拠点を9月下旬から全面稼働へ 延床面積は約2倍に

 ビームスは、同社最大の物流拠点「ビームス ウエアステーション」を、東京都江東区新砂から同区塩浜(深川地域)に拡張移転し、2024年9月下旬から全面稼働させる。

 ビームス ウエアステーションは、同社の入出荷を行うほか、自社ECサイト用の撮影スタジオやカスタマーサービスデスクなどの機能を備えている。延床面積は移転前の約2倍の約9,000坪。拡張移転にともない江東区南砂町のサテライト機能も同拠点内に集約される。

 全面稼働予定日の2024年9月25日以降の同社物流は、主に東日本エリアを「ビームス ウエアステーション」(東京都江東区)、西日本エリアを「ビームス 関西ロジスティクスセンター」(大阪府交野市)が担う。

 全面稼働に合わせて、ビームス ウエアステーションには複数の先端自動化システムが新たに導入される。国内の生産年齢人口減少を見据え、リニアモーター式ロボット「CUEBUS(搬送タイプ)」、自律型ケースハンドリングロボットシステム「HaiPick System」などを活用した自動化による省人化を進める。

 近年、ビームスグループは、アパレル、雑貨、家具、アートなどを取り扱う国内外約170店のセレクトショップ運営のほか、オリジナル商品の海外向け卸事業、企業・自治体とのBtoB(企業間取引)をともなう協業など、その業容を戦略的に広げている。ビームス ウエアステーションの拡張移転と先端自動化システムの導入は、物流面における今後のビジネスへの持続的な対応を図るもの。

リニアモーター式ロボット「CUEBUS(搬送タイプ)」

 トラックからの荷受けの後、自動でハンガーラックの搬送を担う。タイルと呼ばれるリニアモーター内臓のユニットを物流センター床面に置き、そのタイル上を移動するトレイが商品を載せて搬送する構造。

 ビームスの新物流拠点では、CUEBUSを入荷工程に導入し、トレイを2枚同時に協調制御することで、これまで自動搬送が難しかったZラックの搬送自動化が可能となった。また、ロボットが搬送されるタイル上に自動検品ゲートを設置し、商品タグに取り付けられたRFIDタグを自動で読み取ることで、検品を自動化している。

自律型ケースハンドリングロボットシステム「HaiPick System」

 物流業務の一連の流れである商品の入庫・保管・出庫を自動化したもの。1台で複数のコンテナの入庫、または出庫が可能。

 新物流拠点では、HaiPick Systemの導入により天井高を有効に活用して、多品種少量の商品を効率的に保管し、ステーションまでACRが商品を搬送してくるGTP(Goods To Person)方式を取り入れている。次工程には自動仕分け可能なソーターシステムをつなげ、店舗および自社EC顧客の仕分けを同時にできる。

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