Sprocketは、ITP(Intelligent Tracking Prevention)対応機能をβ版として提供開始したと発表。これにより、Safariブラウザを利用するユーザーの行動データを365日間保持できるようになるという。
ITP対応機能で365日間同一ユーザーを識別可能に
ITPは、Apple社のSafariブラウザに搭載されたトラッキング防止機能。通常、SafariではファーストパーティCookieは24時間で無効化されるが、SprocketのITP対応機能を利用することで、SafariでのファーストパーティCookieを365日間保持し、初訪問から期間が空いた再訪時にも、同一ユーザーとして識別可能となる。このデータを活用することで、よりパーソナライズされたコミュニケーションができるようになるという。
サーバーサイドCookieの規制にも対応
SprocketのITP対応機能は、同一IPアドレスのサーバーからのCookie発行に対応しているため、サーバーサイドGTM(タグの処理をサーバー側でおこなうGoogleタグマネージャーの機能)などに対するサーバーサイドCookie規制も回避できるようになっている。