Amazon、オンライン服薬指導から処方薬受取の利便性を向上させる「Amazonファーマシー」を開始

　Amazonは、薬局によるオンライン服薬指導から処方薬の配送まで利用できるサービス「Amazonファーマシー」を、2024年7月23日より日本で開始すると発表。

　これにより、Amazonユーザーは「Amazonファーマシー」を通じて自身のアカウントから同サービスに登録されている薬局で薬剤師によるオンライン服薬指導を受けた後に、処方薬を自宅など指定住所に配送、もしくは薬局の店舗での受け取りが可能となる。

「Amazonファーマシー」対応店舗

　「Amazonファーマシー」は、次の薬局各社の対象店舗約2,500店で利用可能となる（2024年7月23日時点）。

• 株式会社アインホールディングス
• ウエルシアホールディングス株式会社
• クオールホールディングス株式会社
• 株式会社新生堂薬局
• 中部薬品株式会社
• 株式会社トモズ
• 株式会社ファーマみらい
• 薬樹株式会社
• 株式会社ユニスマイル

　Amazonユーザーは、電子処方せんに対応する医療機関で診療を受けることで同サービスを利用できる。また、同サービスは株式会社メドレーが提供する患者向け総合医療アプリ「CLINICS（クリニクス）」とも連携。クラウド診療システム「CLINICS」を導入する医療機関でオンライン診療を受けることでも利用可能となる。

Amazonショッピングアプリから「Amazonファーマシー」へのアクセス方法

• Amazonショッピングアプリ上部の検索窓に「ファーマシー」と入力し、検索結果上部に表示される「Amazonファーマシー」のバナーをクリックするとトップページへ遷移
• Amazonショッピングアプリ下部にあるナビゲーションの一番右、ハンバーガータブ（三本線）をクリックし、「カテゴリー別にショッピング」の中から「ドラッグストア＆パーソナルケア」を選択。「ファーマシー（処方薬）」を選択するとトップページに遷移する

「Amazonファーマシー」の利用方法

電子処方せん対応の医療機関で診療を受ける場合

1. 医療機関で受付をする際に電子処方せん利用の旨を伝える
2. 受診後、電子処方せんの「処方内容（控え）」の用紙、または「引換番号」を受け取る
3. Amazonショッピングアプリから「Amazonファーマシー」のトップページを開く
4. 「処方内容（控え）」、または「引換番号」の写真を撮り、Amazonユーザー自身の「Amazonファーマシー」プロフィールにアップロード
5. 薬局を選択し、オンライン服薬指導を予約
6. 予約した日時になったら、ビデオ通話でオンライン服薬指導を受け、終了後に注文内容を確認
7. 配送の場合は指定の住所で、店舗受け取りの場合は薬局店舗にて処方薬を受け取る

「CLINICS」を使用してオンライン診療を受ける場合

1. （Amazonファーマシー上の）電子処方せんトップ画面で、「CLINICS」の横にある「開く」をタップ
2. （Amazonファーマシー上で）「CLINICS」を「開く」をタップ
3. （ブラウザ上で）ページの案内に沿って「CLINICS」にログインまたはアカウント登録を実施
4. （CLINICS上で）医療機関を選択し、オンライン診療を予約して受診
5. （CLINICS上で）発行された処方せんを選択
6. 「Amazonファーマシー」に戻り、（Amazonファーマシー上で）自動的に処方せんのデータが取り込まれていることを確認
7. （Amazonファーマシー上で）薬局を選択し、オンライン服薬指導を予約
8. （Amazonファーマシー上で）予約した日時になったら、ビデオ通話でオンライン服薬指導を受け、注文内容を確認
9. 配送の場合は指定の住所で、店舗受け取りの場合は薬局店舗にて処方薬を受け取る