ヤプリは、フラーとの資本業務提携を発表した。今後、両社は連携して、モバイルデジタルトランスフォーメーション(モバイルDX)サービスの強化を目指す。
ヤプリは、ノーコードのアプリ開発プラットフォーム「Yappli」を提供、フラーはデータ分析から戦略立案・デザイン・開発・運用までを一貫して提供する「デジタルパートナー事業」を展開し、スマートフォン黎明期から10年以上にわたり、多くの企業のモバイルDXを支援。テクノロジーのハードルを下げ、優れたデジタル体験を提供するという共通のミッションを掲げ、支援を続けてきたという。
今回の資本業務提携は、両社がこれまで蓄積してきたアプリの開発・運用やデザインに加え、分析・コンサルティング領域のノウハウとアセットなど、両社のものづくりの力を結集・融合し、クライアントに対する価値提供の拡大を目的としている。なお、今回の提携により主に次の3つの連携をおこなうとのこと。
アプリ開発領域の相互連携
ノーコードでのアプリ開発を得意とするヤプリと、オーダーメイドでのアプリ開発を得意とするフラーの提携により、クライアントのニーズや予算に応じた最適なサービスを提供。また、セミナーやイベントを共同開催し、営業活動を通じて顧客開拓を強化する。
アプリの成長支援領域の強化
多数のアプリ運用実績を持つヤプリのノウハウと、フラーのアプリ市場分析サービス「App Ape(アップ・エイプ)」を組み合わせ、両社の強みを活かしたアプリマーケティングを強化する。
人材育成による体制強化
両社のエンジニアやデザインチームのノウハウと専門知識を共有し、相互連携を図ることで、より強力な体制を構築する。
両社はこれら以外にも多岐にわたる分野で協働し、アプリ開発市場の発展と顧客企業の事業成長を支援していくという。