Miraklは2024年6月3日、生成AIを活用した新機能「Catalog Transformer」を発表した。同機能を利用する企業は、生成AIを活用して商品をワンクリックでマーケットプレイスやドロップシップ・プラットフォームに掲載できる。
同機能は、Miraklがファインチューニングした大規模言語モデル(LLM)と、Mistral AIおよびOpenAIを組み合わせたArtifical Mirakl Intelligence(AMI)で構築されている。従来は3ヵ月以上かかっていた商品情報のアップロードと統合作業を、1日に短縮できる。現在はベータ版として提供されており、年内に一般公開される予定。
Catalog Transformerは、Mirakl Connectのマルチチャネルフィード管理機能を強化。ブランドやリセラーが容易にマーケットプレイスやドロップシップチャネルを検索、統合、管理できるようにする。
あらゆる規模のブランドや販売事業者、およびサプライヤーは、同機能を使って400以上のMirakl搭載マーケットプレイスおよびドロップシップ・プラットフォームでの販売をワンクリックで開始し、一元管理できる。
Catalog Transformerは、次のような機能を提供する。
- 販売事業者のカタログの商品データを、マーケットプレイスやドロップシップ・プラットフォームの特定要件に自動的に適合
- 不正確な情報の修正や不足している情報の補完
- リライト(文章の書き直し)と翻訳機能により、ユーザーエクスペリエンス、商品検索、SEOランキングを向上