西濃運輸は、2024年6月1日より新たな運賃の適用を開始すると発表。
同社はこれまで、人手不足や働き方改革、「物流の2024年問題」に対応するため、貨物列車などの活用によるモーダルシフトや、中継輸送専門拠点の設置などによる効率的な輸送を進めてきた。しかし、物流事業者を取り巻く環境は、依然として次のような厳しい状況にあるという。
- 安全運転および環境問題に関わるコンプライアンスの遵守
- 従業員および協力会社の労働環境の改善
- 燃料やエネルギー費、車両などの価格高騰、および労働コストの上昇
こうした状況下で輸送ネットワークを維持するには、長期的かつ継続的な対応が必要となるため、2019年以来、5年ぶりに新しい届け出運賃の適用を決定した。
改定内容概要
- 対象商品:一般便・宅配便
- 適用開始日:2024年6月1日
- 運賃改定率:地域・距離・重量によって10〜20%程度の上げ幅(2019年運賃比)