楽天グループが運営するインターネット・ショッピングモール「楽天市場」は、eコマースのノウハウを提供する学習サービス「楽天大学」が運営するeラーニング型の動画講座「RUx(アールユーエックス)」において、AI技術の基礎知識やAIツールの活用法について学べる出店店舗向けの動画講座「楽天AI大学」を公開した。これにより、出店店舗のAI活用を推進し、店舗運営の効率化や生産性向上の支援をさらに加速させることを目指すとのこと。
楽天市場では、AIを活用した店舗運営支援ツール「RMS AIアシスタントβ版」を、出店店舗向けの店舗運営システム「RMS(Rakuten Merchant Server)」で2024年3月に提供開始している。
同ツールでは、商品の説明文生成や商品画像の加工、ユーザーへの問い合わせ対応用の文章生成、自店舗の売上傾向などのデータ分析・解説、店舗運営に関する疑問を解消するためのAIチャットボットなど、店舗運営の日常業務に関わる多様な機能を備えている。出店店舗はこれらのAI機能を活用することにより、業務内容の効率化や業務時間の短縮が図れるという。
今回提供を開始した「楽天AI大学」では、AI技術に関する理解促進と店舗運営におけるAIツールの活用推進を目的として、AIの基礎知識に加えて「RMS AIアシスタント β版」で提供する各機能の利用方法や、出店店舗の活用事例などを学ぶことが可能となっている。
将来的には、ビジネスパーソン向けの学びの場として開設したウェブメディア「楽天大学ラボ」においても、業界の有識者の知見を交えたAIに関する知識や教養を身に付けるための動画コンテンツを一般ユーザー向けに配信するなど、今後も順次コンテンツを拡充していくとしている。
「RMS AIアシスタント β版」について
概要
「楽天市場」出店店舗向けの店舗運営システム「RMS」において、自店舗の売り上げ傾向などのデータ分析・解説、商品の説明文生成や商品画像の加工、ユーザーへの問い合わせ対応用の文章生成、AIチャットボットによる出店店舗からの問い合わせ対応など、AIを活用した店舗運営支援ツール
提供開始日
2024年3月28日より順次提供
各種機能詳細
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店舗構築・ページ制作機能「R-Storefront」において、品質の高い商品ページをより効率的に作成することを目指して、AIを利用した商品説明文作成支援、商品画像加工支援を実施
①「文章を作成」機能:商品名や商品画像、基礎商品情報などから、商品説明文を作成・提案
②「画像を加工」機能:商品画像の背景を加工し、利用シーンに合わせた商品画像を提案 ※2024年6月頃に提供予定 - ユーザー問い合わせ管理機能「R-Messe」における、AIを利用した問い合わせ回答作成支援(「回答を生成」機能)
- データ分析機能「R-Karte」における、AIを利用した店舗カルテ分析支援(「データを解説」機能)
- 自店舗へのアクセス人数や客単価、転換率などの指標を中心に分析し、前年対比での売上傾向や特徴を解説する機能
- 問い合わせへの対応に加え、文章の要約や構成などにも対応する出店店舗向けAIチャットボット(「AIチャットで質問」機能)
「楽天AI大学」について
概要
「楽天市場」の出店店舗向けに、eコマースのノウハウを提供する学習サービス「楽天大学」が提供するeラーニング型の動画講座「RUx」で配信する、AI技術に関する基礎知識のほか、「RMS AIアシスタント β版」各機能の説明や利用方法、出店店舗の活用事例などに関する動画コンテンツを提供
公開日
2024年4月30日より順次コンテンツを公開