10Xは、同社の小売ECプラットフォーム「Stailer」を導入しているフレスタが、2024年4月6日よりネットスーパー「エブリデイフレスタ」にてスタッフ向けオペレーションシステムを導入し、システムを全面刷新すると発表した。
広島県を中心に、64店舗のスーパーマーケットを運営しているフレスタ。2001年からネット注文で翌日配送する生鮮宅配サービス、エブリデイフレスタを展開している。同サービスは、肉や加工食品などを含めた約4,000品目に対応し、同社の物流センターから商品を宅配する。2020年12月からは、10Xが提供するStailerを通じて、モバイルアプリの提供を開始した。
エブリデイフレスタは、さらなる事業成長の追求、システムの老朽化と非効率な運営体制の抜本的な改善などを目的に、倉庫オペレーションも含めた既存システムのリプレイス推進を決定。10Xがフレスタへ以前より提供していた「お客様アプリ」に、センター型ネットスーパーのスタッフ向けオペレーションシステムを加えた「Stailer」の全面導入に至った。また、お客様アプリは、クーポン機能やサブスクリプション機能、予約商品などのサービス拡充を実現した。
具体的な取り組み
- 倉庫内の保管スペースを無駄なく活用し収納効率の最大化に寄与するフリーロケーションの導入
- 無線ハンディターミナルを利用した入荷検品~出荷検品作業の実現によるペーパーレス化
- 賞味期限の管理による、先入先出法での食品在庫管理の実現
- 倉庫内商品のロケーションおよび容積管理による倉庫キャパシティの可視化・拡張
- 棚段ピッチ、ディバイダーなどの専用什器導入による保管効率向上
Stailerセンター型ネットスーパー向けオペレーション機能の特徴
倉庫管理システムはそのままに、ネットスーパー運営に必要な購買体験に特化した機能を提供。大規模なシステム投資を行うことなく、ネットスーパーにおける顧客体験の向上に寄与する。