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SalesforceがTableau Pulseの一般提供を開始 生成AIでKPIへの洞察を提供

 米国Salesforce(以下、Salesforce)は、信頼性のある生成AIとアナリティクスにより顧客の意思決定を支援する「Tableau Pulse」の一般提供を開始。同機能は、すべてのTableau Cloudと埋め込み分析に無料で組み込まれるという。

 同社は、ビジネスリーダーの最重要課題の一つとして、データからインサイトを抽出する方法を見つけることを挙げ、AIがその解決策となると言及。Tableau Pulseは生成AIを使用して、インサイトを自然言語とビジュアルの両方の形式で表示し、重要なメトリクスの発見、インサイトの獲得、質問、およびデータを実際のビジネスコンテキストに結び付けることを容易にする。

 また、Salesforce Platformに直接組み込まれたAIアーキテクチャ「Einstein Trust Layer」を介して実行されるAI機能により、Tableau Pulseを使用するすべての人のデータの信頼性と安全性が保証される。

Tableau Pulseに含まれる機能は、次のとおり。

  • Tableau Pulse Insights Platform:ビジネスユーザーが関心のあるメトリクスについて、ワークフローの中でドライバー、トレンド、コントリビューター、異常値を自動的に検出。より迅速で情報に基づいた意思決定を支援する。
  • Tableau Pulse on Mobile:Tableau Mobile、Slack、Eメールなどのモバイルデバイス上で、ユーザーに直接、自然言語でデータインサイトを能動的に提供する。
  • Tableau Pulse Slack Digest:Tableau App for Slackを使用して、AI生成のサマリーと主要メトリクスに関する文脈的なインサイトを任意のSlackチャネルで共有する。
  • Tableau Pulse のメトリクスレイヤー:アナリストが基準となる指標の定義(指標の意味とビジネスコンテキストを確立するメタデータのセット)を容易に作成できるように。Tableau Pulseは、メタデータのセットに対する指標定義が一つだけであることを保証し、顧客に信頼できる唯一の情報源(SSOT:Single Source of Truth)を提供する。

 Tableau Pulseは、AIを活用したインサイトを自然言語で提供。ユーザーが特定の指標で何が起こっているかを正確に理解し、さらなる深掘りを支援する。ユーザーはBreakdownをクリックするだけでメトリクスを細分化し、さまざまな要因がどのように行動に影響を与えるかを把握できるようになる。

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