フリークアウト・ホールディングス(以下「フリークアウト」)とリテールメディア事業などを展開するフェズの合弁会社 ストアギークは、2023年10月に提供開始したリテールメディアサービス「ストアギークサイネージ」が、ツルハホールディングス、ウエルシアホールディングス、キリン堂、新生堂薬局が運営する店舗に導入されたことを発表した。
ストアギークでは、フリークアウトの持つマーケティングテクノロジーへの知見およびデジタルサイネージ領域のプロダクト開発力とフェズの持つリテールメディアに関するノウハウを活かし、新たなリテールメディアサービス 「ストアギークサイネージ」を独自開発。2023年10月より提供を開始している。
ストアギークでは、フェズの持つ小売事業者とのリレーションなどを活かし、まず全国のドラッグストアチェーンへの導入を提案してきた。
今回、ツルハグループ・ウエルシア薬局・キリン堂・新生堂薬局が運営する全国のドラッグストア11流通での導入が決定し、順次設置のうえ広告配信を開始。これにより、メーカーは小売企業の垣根を越えた横断的なリテールメディアネットワークを活かし、導入店舗の定番棚前で訴求力の高い新たなコミュニケーション施策の実施が可能となった。
対象となるカテゴリは、PoCを通して同サービスの活用との親和性の高かったオーラルケアカテゴリーを第1弾として、売上向上を目指し、メーカー企業への提案を進めていくとしている。
今後は、メーカーの販売促進に留まらず、商品ブランドのメッセージ発信までおこなえる店内起点の新たなコミュニケーション施策を推進し、リテールメディアの可能性を広げていく考え。