スープストックトーキョーは、2024年4月1日付で、代表取締役社長の松尾真継氏が社長を退任し、取締役社長として工藤萌氏が就任すると発表。今後は、工藤氏が培ってきたブランディング経験を活かし、「世の中の体温をあげる」という理念のさらなる実現に取り組む。なお、松尾氏は取締役副社長 兼 CFOとなる。
新・取締役社長 工藤萌氏のコメント
スープストックトーキョーの果てしなく広がる可能性にわくわくしています。
皆が心から信じ、自分ごとにできる理念。そして、それを徹底して行動で示す力が、私たちの強さです。
創業者遠山の娘さんがアトピーだったことから、安心して食べられるファストフードをつくりたいと愛と責任で始まったスープストックトーキョーは今年で25周年の節目を迎えます。加えて、昨年多くのお声をいただいた離乳食無償提供にまつわる反響は、私たちの社会的意義や使命を深く考えさせられる出来事でした。
私たちの得意なことにさらに磨きをかけ、個性溢れる仲間たちと共に、しなやかに、伸びやかに、より温かな世の中を目指して参ります。素敵な個性をすり減らすことなく、一人ひとりに価値があると実感できる世の中を目指して。
お客様、生産者さんやビジネスパートナーをはじめとしたいつも応援してくださるステークホルダーの皆さま、どうぞ宜しくお願いいたします。
プロフィール
新卒で株式会社資生堂へ入社し、営業経験後、一貫してマーケティングに従事。低価格メーキャップブランドで当時史上最年少ブランドマネージャーを務めた後、サンケアブランドのグローバルブランドマネージャーを務める。第一子出産を機に2019年バイオテクノロジー企業の株式会社ユーグレナへ転籍し、マーケティング部門の立ち上げや事業本部長、執行役員を歴任。2023年3月よりスープストックトーキョー顧問、2023年8月同社へ入社し、取締役に就任。価値づくりユニット長も兼務し、ブランド戦略を軸に経営執行を推し進める。
新・取締役副社長 兼 CFO 松尾真継氏のコメント
新しく社長となる工藤には、経験値と能力の高さ、何事をも自分事にしていく責任感、そして社会的意義があるブランドづくりへの熱意を感じており、いつか社長を担ってほしいと思っていました。今年は、コロナ禍を抜け、スープストックトーキョーも25歳になる年。たくさんの期待に応えるべく進化していこうとする時です。まさにそのタイミングが来たと感じ社長のバトンを託すこととしました。
一方で、私自身もこれまで同様20年にわたって育ててきたブランドへの愛情は変わりません。会社の規模が大きくなり、経営の難易度もあがる中、工藤やその他の経営陣と助け合いながら各ステークホルダーとの信頼関係を進化させ、ブランドを支えていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
プロフィール
日商岩井(現、双日)、ファーストリテイリングを経て、三菱商事のベンチャー子会社だったスマイルズに入社。部長、事業部長などを歴任後、08年のMBOによる会社独立時に同社取締役副社長に就任。16年2月からは同社から分社した株式会社スープストックトーキョーの取締役社長を兼務し、21年4月からは同社代表取締役社長。 Soup Stock Tokyoブランドを20年にわたって経営し、株式会社化後の初代社長を務めた。