ツルハホールディングス(以下、ツルハHD)、イオン、ウエルシアホールディングス(以下、ウエルシアHD)は2024年2月28日、経営統合の協議開始に合意したと発表。日本最大のドラッグストア連合体を創成し競争力の獲得を目指すとともに、従業員の成長機会の創出に向け、資本業務提携契約を締結する。
ASEANをはじめとするグローバル規模で人々の未病、予防、治療に従事し、健康寿命の延伸に貢献、地域生活者のより高次なヘルス&ウエルネスの実現が目的とのこと。具体的な内容は次のとおり。
業務提携の内容
- 店舗開発、調剤併設化などに関する相互協力
- 商品や電力の仕入れ・開発などの相互協力
- 物流効率化の相互協力
- 決済・ポイントシステム・デジタルマーケティング・保険などに関する提携
- プライベートブランド商品の共同開発や相互供給の推進
- DX・ECの推進などに関する相互協力
- 経営ノウハウの交流
- フード&ドラッグ業態の研究と推進
- 人材および人事情報の交流
資本提携の内容
今回の資本提携は、次の1の取引に対する最終的な合意、2・3の各取引に関する基本的な合意となっている。各取引が完了した場合、ウエルシアHDはツルハHDの完全子会社としてツルハグループに入り、ツルハHDはイオンの連結子会社となるとともに、イオングループのヘルス&ウエルネス事業の中核子会社となる。
- イオンは、ツルハHDの普通株式を追加取得し、ツルハHDを持分法適用関連会社とする
- ツルハHDとウエルシアHDはツルハHDを親会社とし、ウエルシアHDを完全子会社とする株式交換の方法で経営統合を行う。なお、資本業務提携契約の目的の達成に向け、より良い方法がある場合は、合意の上で他の方法を採れる
- 上記2の完了後、イオンはツルハHD株式に係る議決権割合が過半数以上51%未満となる範囲で追加取得し、イオンがツルハHDを連結子会社とする
ツルハHD、イオン、ウエルシアHDは資本業務提携契約の締結以降、2027年12月31日までに2・3の取引について最終合意し、最終契約の締結を目指す。