バリューコマースは、小売り・EC事業者とメーカー・ブランドをつなぐリテールメディアネットワークサービス『Retail Linker(リテール・リンカー)』の提供を開始した。同サービスは小売り(リテーラー)のECサイト内の広告掲載枠に、ブランド・メーカーの広告を配信し、双方の収益最大化を実現する。バリューコマースがeコマース領域で長年積み上げてきた実績と信頼を生かし、小売り・EC事業者、ブランド・メーカー双方のビジネス発展に尽くすとしている。
サービスの概要
Retail Linkerは、ブランド・メーカーが広告主となり、小売りがもつメディアの広告掲載枠に、リテールメディアネットワークを用いて広告配信を行うサービス。今回提供する広告メニューは、メディアのコンテンツに応じて配信するディスプレイ広告、PR広告、検索連動広告の3つとなっている。
ディスプレイ広告は、ECサイトのトップページやカテゴリーページなどにバナー形式で表示される。バナー画像やクリック後の遷移先ページは広告主が作成する。
PR広告は、訴求したい商品に広告枠を設置し配信。今後、カテゴリーや購入履歴、一緒に購入される商品など、ECサイトがもつデータを活用した広告配信を行う予定となっている。
検索連動広告は、小売りのECサイト内で検索した際に、検索結果ページ(検索一覧ページ)の上部にキーワードに連動した広告を表示。検索結果として表示される商品と見た目がなじむため、コンバージョンにつながりやすくなるという。
Retail Linkerの強み
ブランド・メーカー(広告主)は、リテールメディアネットワークから複数のECサイトへ、横断または選択して配信することが可能。広告配信の設定、配信、配信後の効果分析などは管理画面で行うが、広告運用の経験や専門知識がない人でも、容易に操作できる仕様にしているとのこと。また、様々な切り口で広告効果の評価・分析が可能となっている。
小売り・EC事業者は、特別な開発費用なく、自社ECサイトで広告掲載したいページにRetail Linkerの配信用タグを埋め込むだけで広告配信ができ、自社のECサイトにブランド・メーカーの広告を配信することにより、広告収益の創出が可能となる。