積水樹脂は、物流の2024年問題対応策の一つとして、同社グループの滋賀物流センター(滋賀県東近江市)から関東エリアへの輸送の一部においてダブル連結トラックの利用を2023年10月より開始した。
「ダブル連結トラックの導入促進」は2023年6月に政府より発表された「物流革新に向けた政策パッケージ」においても物流効率化の具体的な施策の一つとしてあげられ、1台で大型トラック2台分の輸送力を確保できることから、トラックドライバーの人手不足への対策として期待されている。運転時間の減少にともない、ダブル連結トラック導入前と比較し、CO2排出量の約4割削減(経済産業省資源エネルギー庁「エネルギー源別標準発熱量・炭素排出係数(2018年度改訂)の解説」の燃費法にて算出)する効果が見込まれるという。
同社は今後も持続可能な社会を実現するために、運送事業者と連携し、2024年問題をはじめとする物流に関する課題解決に取り組んでいくとしている。