トランスコスモスは2023年10月10日、味の素グループにShopifyを基軸としたD2C ECモール「AJI MALL」の構築およびEC運用を提供したと発表した。モール型のサイト構成やブランド別コンテンツの制作、共通ID基盤「AJINOMOTO ID」の会員情報連携、実積データのERP連携、CRMツール「b→dash」連携を行ったとのこと。
味の素グループは2022年12月、同グループの様々なサービスを利用できる共通ID「AJINOMOTO ID」をスタートした。トランスコスモスは、AJI MALLの立ち上げを提供し、カスタムアプリの開発・導入でAJINOMOTO IDとの会員連携を実現。これにより、ユーザーは他サービスと同じアカウントでAJI MALLの利用が可能となった。
運用面では、トランスコスモスがフロントオフィス業務からコンタクトセンター、バックオフィス、ロジスティクス、ERP連携まで、ECモール運営に必要な機能をワンストップで構築した。問い合わせ対応はノンボイス対応で実施し、有人チャットとチャットボットを組み合わせたハイブリッドチャットを導入。ユーザーの自己解決率を高めるとともに、オペレーションの効率化を図っている。加えて、AJI MALLの全仕様を整理したガイドライン/ルールブックも作成した。
なお、味の素グループでは今後もモールサイトにおけるブランドファンづくり戦略として新規ブランドの追加を予定している。