アメリカ発で機械学習ソリューションを提供するMoloco, Inc.は、リテールメディア向けソリューションの提供を日本市場にも拡大すると決定。併せて、日本事業の責任者に藤中太郎氏の就任を発表した。
Molocoは、2013年に機械学習エンジニアのチームによって設立された企業。2021年に「リテールメディアプラットフォーム(以下RMP)」ソリューションをリリースし、eコマースを中心とするBtoBtoCプラットフォームが独自でパフォーマンス広告ビジネスを確立できるよう支援を行っている。RMPは高度な機械学習機能を活用することで、セキュリティを維持しつつ、マーケットプレイス独自のファーストパーティデータの価値を活かし、商品の購入に至るまでの消費者行動全体に対して関連性の高いスポンサード広告を自動化する。
Molocoは、2022年10月に元The Trade Deskの役員で広告・ 検索分野の経験を有するBill Michels氏をリテールメディア部門のゼネラルマネージャーに、2023年6月にはWalmart WMX(Connect)の初期から小売メディアの分野で12年間の実績を備えるNikhil Raj氏らを迎え、リテールメディアビジネスへの投資を加速させている。今回の藤中氏の日本事業責任者就任により、日本市場に向けたリテールメディア事業の進出・展開を加速させる予定だという。