Wovn Technologies(以下、WOVN)が提供するウェブサイト多言語化ソリューション「WOVN.io(ウォーブン・ドットアイオー)」が、日本空港ビルデングが運営する羽田空港および成田空港の免税品事前予約サイトに導入され、多言語での公開を開始した。eコマースでの販売強化、そしてインバウンド復活により利用増加が見込まれる外国人顧客の利便性向上を実現する。
eコマースでの販売強化、同時に空港を利用するインバウンドの利便性向上を実現
羽田空港および成田空港の免税品事前予約サイトは、海外旅行の楽しみである免税店でのお買い物をさらに便利にするサービス。ネットで希望の商品を予約すれば、あとは空港で受け取るだけで済むため、慌ただしい出国前でも時間に余裕をもって過ごすことができる。コロナ禍で空港利用者が激減したことをきっかけに、日本空港ビルデングはeコマースでの販売強化を推進している。
免税品事前予約サイトは、日本人だけでなく、日本製品を好む外国人も多く利用するサービス。以前より多言語対応を行っていたものの、eコマースサイト運営に充てるリソース不足や翻訳作業に多くの時間がかかることから、商品情報の更新に合わせたタイムリーかつ網羅的な多言語対応が難しい状況にあった。
そのようななか、インバウンド復活により外国人の利用増加が見込まれる背景から、利用者のさらなる利便性向上とeコマースでの売上拡大を目的としてWOVN.ioを導入。eコマースにて事前に予約することで免税店の混雑や、出発前の慌ただしさを理由にした「買いたいのに買えない顧客」を逃さず、需要の確実な取り込みを図る。
WOVN.ioであれば、ブランド名や商品名の誤訳をあらかじめ防ぐことのできる「用語集」機能と機械翻訳を組み合わせることで、翻訳作業に多大なリソース・コストをかけることなく、タイムリーな情報発信が可能。季節ごとの商品入れ替え時にも、翻訳作業のための人的リソースを確保する必要なく、スピーディに各言語で同一の情報を網羅的に発信することができる。また、今後、対応言語の拡充を図る際も、柔軟・スピーディに対応できる点も決め手のひとつだったという。