eギフトプラットフォーム事業を展開するギフティは、ASEANにおける事業拡大にともなう開発体制の強化の一環として、100%子会社の現地法人となるgiftee Tech Vietnam Co.,Ltd (以下、ギフティ テック ベトナム社)のベトナム社会主義共和国での企業登録証明(ERC)を完了し、現地での本格稼働を開始した。
ギフティは、現在、マレーシア、ベトナム、インドネシアとASEAN3ヵ国に現地法人を開設しeギフトサービスを展開しており、開発拠点については、ギフティ テック ベトナム社が初の海外拠点だという。
ギフティは、成長戦略の一環として海外におけるビジネスモデルの地理的な横展開を進めており、2018年10月にギフティ マレーシア社を、2021年7月にギフティ メコン社(現地の独立系マーコムエージェンシーMekong Communication Corporationとの合弁会社)、2022年6月にギフティ インドネシア社を設立し、ASEANでのeギフトサービスを推進している。
ASEANの現地法人においては、飲食小売などのブランドのeギフトの発行および流通を手がけるeギフトサービスおよび、デジタルキャンペーンのインセンティブなどにeギフトを提供する法人向けの「giftee for Business」のふたつのサービスを主軸に事業を展開。今回、これまで国内に一極集中していたシステム開発を海外の新たな拠点に分散させ開発リソースをグローバルで確保し、急速な事業成長および拡大に耐えうる開発体制を構築することを目的として、ギフティ テック ベトナム社を設立した。
ベトナムは、ギフティがASEAN3ヵ国で展開する現地法人と地理的にも距離が近く、さらに、日本とも時差が2時間であるため、ASEANの現地法人および日本国内の開発チームともタイムリーで円滑なコミュニケーションが図れることから、新たな開発拠点の開設先として決定された。
ギフティ テック ベトナム社は、ASEANの現地法人3ヵ国のニーズに迅速に対応すべく、ベトナムで獲得したエンジニアを中心とする高度デジタル人材と日本人の開発メンバーを中心に組織し、海外におけるeギフトプラットフォーム拡大のためのプロダクト開発全般を担う予定。海外での事業拡大を開発面から推進するとともに、海外マーケットにフィットした質の高いプロダクトをタイムリーにリリースすべく取り組む。なお、次年度以降、国内事業拡大のための開発チームも組成予定となっている。
ギフティは、eギフトプラットフォーム事業の地理的な横展開を進めるべく、ASEANをはじめとする市場開拓を迅速に進めるとともに、引き続き国内および海外における開発基盤を強化することで、国内外の事業の迅速な拡大に取り組むとしている。