関西大学総合情報学部の友枝明保教授と先端科学技術推進機構の佐々木多希子客員研究員は、イオンモールと共同で、移動式販売事業「PARADE MARKET」に関する実証実験を開始した。
イオンモールは、大阪市都島区の「イオン京橋店」跡地に、再開発までの暫定利用施設として「FULALI KYOBASHI」をグランドオープン。同施設ではショッピングモールとは異なる新たな店舗形態として、移動式販売事業「PARADE MARKET」を展開。イオンモールが移動販売車と出店場所の貸出サービスを提供する同事業の新規展開に向け、同施設を活用して関西大学と共同で実証実験を行う。
実証実験の目的・手法
人の集まる場所とニーズに応じた出店ができる移動販売車は、利便性がある一方で、出店場所、時間帯、天候、商品などの様々な要因が関係するため、売上予測が課題となっている。
そこで、同実証実験では「必要な時に、必要な場所に、店舗を届ける」ことと、「貸し出しする移動販売車の売上最大化」を目的に、数理モデルを用いたデータ収集を実施。最適な販売ルートを模索する。