MMD研究所は、「QRコード決済サービスのチャージ/連携方法に関する調査」を実施した。同調査結果の詳細は、次のとおり。
QRコード決済へのチャージ/連携方法は「クレジットカード連携」「ATMチャージ」「銀行口座チャージ」
回答者のうち、QRコード決済を利用している6,733人(中国のQRコード決済サービス、その他は除く)を対象に、メイン利用しているQRコード決済で最も利用しているチャージ方法や連携方法を聞いたところ、「クレジットカードとの連携」が23.2%と最も多く、次いで「ATMでの現金チャージ」が16.7%、「銀行口座からのチャージ」が14.5%となった。
これを利用上位4サービス別で見ると、それぞれ最多のチャージ/連携方法は、PayPay(n=3,019)が「ATMでの現金チャージ(25.8%)」、楽天ペイ(n=1,259)が「クレジットカードとの連携(44.3%)」、d払い(n=1,198)が「クレジットカードとの連携(43.7%)」、au PAY(n=872)が「クレジットカードからのチャージ(29.7%)」となり、サービス別でチャージ/連携方法が異なる結果となった。
メイン利用のチャージ/連携方法が使えなくなったら「他のサービスに乗り換える」が30.4%、「QRコード決済自体の利用をやめる」が26.9%
QRコード決済を利用している6,766人を対象に、現在利用しているメインのチャージ/連携方法が利用できなくなったら、メイン利用のQRコード決済の利用をやめるか聞いたところ、「他のQRコード決済に乗り換える(メイン利用をやめる)」が30.4%、「QRコード決済自体の利用をやめる」が26.9%となった。
次に、他のQRコード決済に乗り換えると回答した2,056人を対象に、乗り換え検討先を聞いたところ(複数回答可)、「楽天ペイ」が32.1%と最も多く、次いで「PayPay」が24.9%、「d払い」が15.1%となった。
メイン利用のQRコード決済と同じ企業が発行しているクレカを紐付けている割合はPayPayが46.9%、楽天ペイが68.4%、d払いが79.8%、au PAYが55.8%
QRコード決済4サービスのメイン利用者かつメインのチャージ/連携方法がクレジットカードの人を対象に、QRコード決済に紐付けているクレジットカードの種類を聞いたところ、「QRコード決済と同じ企業が発行しているクレジットカード」を紐付けている割合は、PayPay(n=113)が46.9%、楽天ペイ(n=373)が68.4%、d払い(n=208)が79.8%、au PAY(n=154)が55.8%となった。
クレカ紐付け理由は同企業発行も別企業発行も、ともに「ポイントを貯めるため」が上位
QRコード決済4サービスのメイン利用者かつQRコード決済と同じ企業が発行しているクレジットカードを紐付けている人を対象に、QRコード決済と同じ企業が発行しているクレジットカードを紐付けている理由を聞いたところ(複数回答可)、4サービスともに「よりポイントが貯まるから」が最も多く、次いでPayPay(n=53)とd払い(n=166)は「同一会社でまとめたいから」、楽天ペイ(n=255)とau PAY(n=86)は「普段利用しているクレジットカードだから」となった。
次に、QRコード決済4サービスのメイン利用者かつ利用しているQRコード決済とは別の企業が発行しているクレジットカードを紐付けている人を対象に、QRコード決済とは別の企業が発行しているクレジットカードを紐付けている理由を聞いたところ(複数回答可)、PayPay(n=46)、楽天ペイ(n=110)、au PAY(n=63)は「クレジットカードのポイントを貯めているから」、d払い(n=32)は「普段利用しているクレジットカードだから」が最も多く、次いでPayPay(n=46)、楽天ペイ(n=110)、au PAY(n=63)は「普段利用しているクレジットカードだから」、d払い(n=32)は「クレジットカードのポイントを貯めているから」となった。
調査概要
- 調査期間:2023年6月23日~6月26日
- 有効回答:<予備調査>1万人、<本調査>2,000人
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:<予備調査>18歳~69歳の男女、<本調査>QRコード決済4サービスのメイン利用者 ※PayPay(n=500)、楽天ペイ(n=500)、d払い(n=500)、au PAY(n=500)