LINEリサーチは、日本全国の男女を対象に、ふだん動画配信サービスや動画配信サービスを見るときに使うデバイスなどについて調査をおこなった。同調査結果の詳細は、次のとおり。
ふだん使っている動画配信サービスは「YouTube」が8割弱で1位
ふだん使っている動画配信サービスについてたずねた設問の全体1位は「YouTube」で、8割弱。2位以降は「Amazon Prime Video」「TVer」が4割前後と僅差で続く結果となった。4位以降は「ABEMA」「Netflix」が2割前後に。有料の動画配信サービスのなかでは「Amazon Prime Video」がもっとも高くなった。一方で「動画配信サービスは使っていない」という人は約1割だった。
年代別の傾向では、全体1位の「YouTube」は若い年代ほど割合が高く、特に10代、20代では8割台後半となった。上位項目の順位は年代によって大きな違いは見られなかったが、全体2位と3位の「Amazon Prime Video」「TVer」は20代、30代で割合が高めな結果に。全体4位の「ABEMA」は10代、20代で3割弱とやや高くなった。
なお、テレビ番組をリアルタイム配信/見逃し配信で見るときに使っている動画配信サービスについても聞いたところ、全体1位は見逃し無料配信動画サービスの「TVer」で8割超となり、特に女性の20代と30代で約9割と高い割合だった。2位の「YouTube」は3割で、男性のほうが女性に比べて6ポイント高く3割超だった。3位の「Amazon Prime Video」は2割超となり、男女差はほとんどみられなかった。
男女ともにふだん使っている動画配信サービスは「YouTube」が1位、女性では「TVer」が2位
男女別でふだん使っている動画配信サービスについても調査した。
男女ともに1位は「YouTube」で8割弱と高くなった。2位・3位も順位は異なるが同じ項目が続き、男性2位・女性3位は「Amazon Prime Video」で、男性3位・女性2位は「TVer」となった。「TVer」は女性のほうが男性に比べて15ポイント以上高く、4割台後半に。
そのほかにも、男性では4位に「ABEMA」がランクインし、女性では4位に「Netflix」がランクインした。「Netflix」は男性よりも女性の割合が高く、約5ポイント高めで約2割という結果だった。男女ともに順位は異なるものの、6位~9位には「NHKプラス」「U-NEXT」「Hulu」「Disney+」が1割未満で続く結果となった。
ランキングの掲載はないが、年代別でみると「ABEMA」は男女ともに10代、20代で3割前後と高めとなった。また、20代ではどの動画配信サービスも利用率が高く、そのなかでも「Amazon Prime Video」「TVer」「Netflix」でほかの年代と比べて割合が高い傾向だった。
動画配信サービスを見るときに使うデバイスは「スマートフォン」が8割弱
前項でいずれかの動画配信サービスを使っていると回答した人に、動画配信サービスを見るときに使っているデバイスを聞いたところ、全体では「スマートフォン」が8割弱ともっとも高い結果となった。次いで「テレビ」が約5割で、「パソコン」「タブレット」が2割台半ばで続いた。
また、10代と30代以降では、「テレビ」で見る人が5割前後となり、特に10代前半にあたる12~15歳では約6割と高かった。一方で20代では「テレビ」がもっとも低く4割強だった。
10代と20代では「パソコン」で見る人も3割前後で、特に男性20代では4割超と高めな結果に。10代では「タブレット」で見る人が約3割となったが、20代以降は大きな差はみられなかった。
動画配信サービスを使っている理由は「好きなタイミングで見たいから」「自分が見たい動画があるから」が上位
動画配信サービスを使っていると回答した人に、その動画配信サービスを使っている理由をたずねた。
全体では「好きなタイミングで見たいから」「自分が見たい動画があるから」が僅差で上位となり、5割弱に。3位以降は「無料/安い料金で見られるから」「スマートフォンやタブレットで見られるから」が4割前後で続いた。5位以降では「興味がある動画だけをピンポイントで見たいから」「自分の部屋でひとりで見たいから」がランクインした。
年代別にみると、すべての年代で「好きなタイミングで見たいから」「自分が見たい動画があるから」が上位に。「自分が見たい動画があるから」は10代と20代で6割前後と高くなり、「スマートフォンやタブレットで見られるから」も4割超となった。また、ランキングには入らなかったが、10代と20代では「自分の部屋でひとりで見たいから」が2割台と、ほかの年代に比べて割合が高い結果となった。
男女別の傾向をみると、女性は男性に比べ「好きなタイミングで見たいから」が10ポイント以上、「スマートフォンやタブレットで見られるから」や「家族が使っているから」でも6ポイント以上高くなった。
調査について
- 実施時期:2023年5月31日~6月5日
- 調査対象:LINEを使用している日本全国の12歳~59歳の男女
- 有効回収数:5万サンプル
- 調査対象:スマートフォンによるウェブ調査
プレスリリース訂正に伴い、一部表記を変更いたしました(2023年8月16日)。