GMOメイクショップは、ECサイト構築SaaS「MakeShop byGMO」において、教育機関専用のECサイト構築プラン『MakeShop for BYOD』の提供を開始した。
学習用端末を販売するICTベンダーとパートナーシップを組み、生徒・保護者が自ら手配した端末を持ち込むBYOD(Bring Your Own Device)に対応した専用のECサイト構築や、運営代行により学習用端末の販売をサポートすることで、ICT教育環境の整備に向けた支援を強化していく。
文部科学省の「GIGAスクール構想」をはじめとしたICT教育環境の整備や、コロナ禍によるオンライン授業の広まりから、教育現場でICT端末の利用場面が増えている。生徒・保護者が自ら手配した端末を持ち込むBYODを採用する教育機関も多いなか、BYODでは生徒ごとにOSやスペックが異なることで、操作方法も異なり授業の進行に支障が出てしまうという課題があった。このような課題から、学校がICTベンダーに委託して推奨スペックの端末を販売する動きが増加しているという。
GMOメイクショップは、「GIGAスクール構想」に賛同し、2022年1月より、教育機関向けのECサイト構築をサポートするプラン『MakeShop for GIGAスクール』を提供開始。同プランの提供開始以降、教育機関向けにICT機器を販売するベンダーから多数の問い合わせが寄せられ、2022年だけで64件の教育機関向けECサイト構築を支援した。その多くはBYOD端末の販売サイトであり、GMOメイクショップでは、これまで以上にBYOD端末の販売支援を強化するため、同プランをリニューアルし、『MakeShop for BYOD』として提供することとなった。
『MakeShop for BYOD』の概要
『MakeShop for BYOD』では、ICTベンダーとパートナーシップを組み、教育機関専用のECサイト構築をサポート。特定のユーザーのみが閲覧できる「シークレットショップ」機能や、特定の会員グループに対して特典を付与する「会員限定ページ」機能を活用し、学校ごとに専用のECサイトを構築、生徒・保護者に向けた特別価格を設定することで、学校推奨スペックの端末購入を促すことができる。また、ECサイトの構築だけでなく、購入時の問い合わせ対応や、商品案内チラシの作成、商品の保管・出荷といった物流も含め、運営代行にも対応可能とのこと。