メールマーケティングサービス「配配メール」を提供するラクスは、「メルマガを読む時間帯」や「読みたいと思うメルマガの内容」など、一般のメール受信者を対象としてメールマガジンに関する調査を実施。同調査結果をまとめたレポートを公開した。
同調査結果の詳細は、次のとおり。
2023年現在でも「メール」は有効な情報発信手段
企業やショップからのお知らせを受け取る手段を問う調査では、LINEやTwitterなどのSNSよりも、Eメールで受け取っていると回答する人が多いという結果に。
前年調査と比較すると、Eメールは100%と変わらず、LINEが+3.4ポイント、アプリ通知が+2.2ポイント、Twitterが+0.2ポイント、Instagramが+3.8ポイント、Facebookが+2.8ポイントとなっている。2023年現在でも、多くの人へ情報を届けるためには「メール」が有効なツールであるといえる。
朝の時間帯はメルマガが読まれにくい
メルマガを読む時間帯でもっとも多かったのは「平日の夜間(帰宅後)」で57.0%、次点が「休日の日中(余暇時間)」で40.4%。一方、朝(外出前)や通勤/通学時間は、よく読まれる時間帯と比較して3分の1以下だった。
読まれやすい時間帯にメルマガを配信することで、開封率の向上が期待できる。自社の顧客データや過去の配信結果をもとに配信時間を決めるのが推奨されるが、それができない場合には、昼以降の時間帯に配信するのが良いと考えられる。
約5割はウェブページ遷移後にメールを読み返さない
メルマガ内のリンクをクリックしてウェブページに移動したあと、再度同じメルマガを読み返すかどうかという調査を行った。「読まない」が48.2%で最多となった一方、「必ず戻って読み返す」は6.2%という結果に。
ウェブページに遷移したあとメールを必ず読み返すという人は少数派なので、1回のメルマガで複数のコンテンツを案内するよりも、基本は「1メール1コンテンツ」で、クリックしてもらいたいCTAはひとつに絞ることが推奨される。
3割以上が配信停止のために「迷惑メール報告」したことがある
「受信しているメルマガの配信停止を行うために迷惑メール報告をしたことがあるか」の調査をおこなったところ、37.6%の人が「したことがある」と回答。背景としては、配信停止の手続きがスムーズにできないことなどが考えられる。迷惑メール報告をされてしまうと、到達率が下がる要因になるため注意が必要とある。なるべく読者が手間をかけず容易に配信停止できる導線を用意することが望まれる。
調査概要
- 調査期間:2022年12月
- 調査地域:全国
- 調査対象:20~69歳の男女
- 有効回答数:500件
- 調査方法:インターネットリサーチ