産直通販サイト「食べチョク」を運営するビビッドガーデンは、シリーズCエクステンションラウンドとして約7億円の第三者割当増資を行い、シリーズCラウンドでの累計調達額が約20億円となったことを発表した。
今回の引き受け先として高知銀行グループのオーシャンリースや第四北越キャピタルパートナーズなど、地方銀行系ベンチャーキャピタル計6社が加わった。前回参加した地方銀行系ベンチャーキャピタル6社と合わせ、地方銀行系の出資企業が12社に広がっているという。
前回、2022年6月に6社の地方銀行系ベンチャーキャピタルを含む14社から13億円を調達し、地域連携を強化することを目指していた。調達後、ベンチャーキャピタルからの紹介で岐阜県飛騨市との連携による生産者向けセミナーの実施や、大手企業との相互送客を目的としたアライアンスなどにつながっているという。
今後、全国に地方銀行とのネットワークを作ることで、地方で活躍する生産者のサポートを強化するとのこと。
資金調達の目的
前回2022年6月に6社の地銀系ベンチャーキャピタルを含む14社から13億円調達し、地域連携や企業とのアライアンス強化を目指していた。その後、ベンチャーキャピタルの紹介で地域や企業との連携事例が増えている。
連携事例
- 岐阜県飛騨市との連携による生産者向けセミナーを実施。その他多数の自治体を紹介。
- 大手企業との相互送客や、販売促進の取り組みを実施。
前回の調達以降、ほかの地銀系ベンチャーキャピタルから地元の地域活性化などを目的に出資や連携の相談を多く受け、今回新たに6社の地銀系ベンチャーキャピタルから出資を受けた。
これまで、全国さまざまな地方自治体と70件以上連携し生産者の販路拡大や販売促進をサポートしてきた。今後も株主と連携し、地方で活躍するインターネットに不慣れな生産者のサポートや法人事業の拡大を強化するために、資金調達を実施した。
今回調達した資金の用途は、次のとおり。
インターネットに不慣れな生産者のサポートを強化
食べチョクはこれまで全国さまざまな自治体と70件以上の連携を行ってきた。地方連携を強化することで、全国の生産者との強固な基盤を構築するとともに、インターネットに不慣れな生産者でも出品できる状態を目指す。
エンジニアやデザイナー・人事など、経験値のあるエグゼクティブ人材の採用を強化
生産者とユーザー双方に、安定して継続的に利用いただけるサービスに成長させるため、エンジニアやデザイナー、人事など経験豊富なエグゼクティブ人材の採用を強化する。
企業との連携やマーケティングを強化
日本各地に、生産者がこだわりを込めて作った生産物が数多く存在する。より多くの人々にこだわりの生産物を届けるために、企業との連携による事業の拡大や、マーケティング強化によるユーザー数の拡大を目指す。