楽天グループと博報堂DYホールディングスは、新たなデータソリューションを研究・開発する新会社「楽天データソリューションズ」を設立し、営業を開始した。
「楽天データソリューションズ」は、楽天が蓄積する会員基盤を活用したオンライン・オフライン双方における消費行動分析データと、博報堂DYグループが保有する生活者データ、メディアデータと総合広告会社としてのマーケティングの知見を活用して、広告クライアントを対象としたデータソリューションの研究・開発を行う。
なお、同社の代表取締役社長には、楽天グループのインフルエンサーマーケティング企業、MIHAの代表取締役社長である田中 利昌(たなか としまさ)氏が就任した。
近年、マーケティング活動において、顧客のLTV(Life Time Value: 顧客生涯価値)を最大化していくことが、企業の継続的な事業成長にとって欠かせないものとなっている。このことから、各企業は「認知」から「購買」、「ファン化」まで、生活者の行動におけるすべての段階に対応したフルファネルでの対応が求められている。こうした環境のもと、新会社では、両社の特性を組み合わせた、一気通貫したマーケティング活動に寄与する新たなデータソリューションの研究・開発を行う。
これまで両社は、それぞれの強みを生かし、さまざまな企業のマーケティングを支援してきた。今回の新会社設立を通じて、両社は、次世代のデータソリューションの研究・開発を推進していく。