ShopifyがYouTubeと提携、YouTube ショッピングの利用が可能となった。これにより、Shopifyのマーチャントはライブストリーミング、動画、ストアタブという3つの方法で製品を販売することができる。
ライブストリーミング
ライブストリーミング中の重要ポイントに商品をタグ付けすることができる。また、ピクチャー・イン・ピクチャー (PIP) で再生できるため、顧客は商品のチェックアウト中でもコンテンツを視聴可能となる。
動画の真下に商品欄を配置
オンデマンドビデオの下に商品欄を配置し、厳選された商品リストを表示できる。
ストアタブ
マーチャントのYouTubeチャンネルに新しいタブを追加し、全商品を表示できる。
Shopifyが販売店の小売オペレーションシステムとして機能することで、商品名、画像、価格、配送などの詳細は、すべてのチャネルで一貫して最新の状態に保持される。
商品が売り切れた場合は、YouTubeから自動的に削除される。またShopifyの管理画面からライブビデオやオンデマンドビデオの動きを直接追跡し、複数チャネルの売上を把握可能。さらに現在のところ米国の一部マーチャントに限定されるが、顧客はYouTube上で見つけたお気に入り商品を、その場で直接購入することもできるようになる。
Shopifyの商店サービス担当副社長カズ・ネジャティアン (Kaz Nejatian)は、次のようにコメント。
「今日の商取引はマルチチャネルであり、YouTubeは世界中で最も影響力のあるチャネルの一つです。Shopifyの、YouTubeとの新たな統合は、クリエイターエコノミーにおける独立系ブランドのビジネスチャンスを一新することでしょう。Google との長期的なパートナーシップを拡大し、YouTubeでのD2Cコマースに新境地を開くことができたことを大変うれしく思っています」
YouTubeのショッピング担当バイスプレジデント デビッド・カッツ (David Katz)は次のように述べた。
「長年にわたり、クリエイターは YouTubeのコンテンツを中心にビジネスを展開し、しばしば起業家精神を発揮して独自のブランドを構築してきました。しかし、これらの商品を YouTube上で直接視聴者に届けるには、シームレスな手法が欠落していました。Shopifyと提携することで、クリエイターはYouTube上でより簡単にストアを展開し、コミュニティと交流できるようになるほか、プラットフォーム上でのショッピング機会を促進することも可能となるのです」