楽天グループは、国内において実写ドラマの制作、配信、マーチャンダイジングを行う包括的な取り組みを開始することを発表した。
楽天は、さまざまなコンテンツの提供からマーチャンダイジングまで、国内外で包括的なプロデュースを行うメディアフランチャイズ事業に取り組んでいる。
今回、同事業において、人気コミックス『壁サー同人作家の猫屋敷くんは承認欲求をこじらせている』の実写版ドラマを制作することとなった。
また、楽天会員を中心としたメンバーシップを軸に、楽天グループが展開する70以上のサービスを有機的に結び付けて形成する「楽天エコシステム(経済圏)」を活用して、同作品の配信、マーチャンダイジングまで包括的に取り組むという。
毎話放送終了後に、楽天が運営する動画配信サービス「Rakuten TV」および民放公式テレビ配信サービス「TVer」での配信を予定しているとのこと。
さらに、同作品において楽天は、運営するさまざまなサービスとの連携により、ドラマの制作、放映・配信にとどまらない多角的なドラマ体験の創出を目指す考え。会員基盤を生かして、配信視聴、グッズ購入、イベントチケット購入に関するデータに基づき、コンテンツのマーケティングやプロモーションを行うことで、ファンの趣向に合ったコンテンツ展開を企画する予定。また、分析データに基づいて、ファンの趣向に合ったスポンサー商品をコンテンツ内でプロモーションすることも検討していく。