日本コンピュータビジョンは、「MONETマーケットプレイス」内で、「顔認証API」の提供を開始する。
「MONETマーケットプレイス」は、MaaSのシステム開発に活用できるさまざまなデータやシステムのAPIを提供するマーケットプレイス。日本コンピュータビジョンが提供する顔認証テクノロジーは、国内外で事業を展開する決済プラットフォーム企業での採用実績がある。消費者の利用が急速に増加している背景もあり、「MONETマーケットプレイス」において本APIを提供することとなった。
顔認証APIは、AIを活用した画像認識技術を提供するプラットフォームで、高品質なCV PaaSサービス(顔検出、顔比較、顔検索、属性検知など)を提供。柔軟なサービス展開や高いコストパフォーマンスを持ち、サービス可用性、高レベルなセキュリティを備えている。またクラウドアーキテクチャを採用していることで、安定かつ継続的なビジネス成長の実現に向けたさまざまなアプリケーションとサービスの連携を可能とするサービスフレームワークを提供する。
想定MaaSユースケース
- 顔認証によるチケットレス乗車
- 乗車ユーザー/サービス利用者のカウント・属性分析
- サービス申込時の本人確認(eKYC)
- サービス利用時の多要素認証としての顔認証オプション
MaaS事業を展開するにあたって、顔認証テクノロジーを取り入れる利点は多く、カードやスマートフォンなどを使わなくとも駅や駐車場のゲートを通過でき、スマートフォンが苦手な場合も、最初に登録さえ済ませてしまえば、その後はいわゆる「顔パス」で利用できる。さらに、事業者側は、顔認証テクノロジーを活用することで移動データや属性を収集し、都市や地方の中で住民や観光客がどのように動いたか把握でき、移動の最適化を図ることが可能になる。