椿本マシナリーと流通サービスは共同で、新たなアイデアや新商品開発の共創プラットフォームとなるラボ施設「KISAI BASE」を開設した。
椿本マシナリーでは、物流の総合的なソリューションを提供するエンジニアリング部門を新設し、高能力のロボット自動化システム「T-Carry system」等を提供している。現在の物流業界は、多くのマテハン機器メーカーや新規メーカーなどが参入し、新製品、新技術が乱立。ユーザー企業の最適なシステムを提案するには、さまざまな知見と実証実験やシミュレーションが必要となっている。
今回開設した「KISAI BASE」では、MR(複合現実)技術の活用によって、メーカーにとらわれない国内外の多種多様なマテハン機器、システムの提案が可能に。さらに、倉庫運用管理システムWES(Warehouse Execution System)、各メーカー機器を組み合わせたシミュレーションにより、最適なソリューションを提供する。
また、さまざまな企業とのコラボレーションを実現する、アイデア創出や商品開発推進の共創プラットフォームとしての機能も有する。今後、椿本マシナリーでは、この「KISAI BASE」を物流エンジニアリング事業の戦略的開発拠点と位置付け、積極的な情報発信を続けていく考え。