オンワードが、SCSKが提供するSaaS型EC/OMOプラットフォーム「F.ACE」を採用したことを発表。「F.ACE」を用い、ECサイト「ONWARD CROSSET」を2021年2月18日にリニューアルした。実装したポイントは次のとおり。
- 直感的に探せる検索機能
- 購買データを活用したパーソナライズによる1to1接客
- 行動データを元に設計された導線
- 店舗在庫のEC販売
- 豊富な決済手段
SaaS型EC/OMOプラットフォーム「F.ACE」は、2007年以来、大手ファッションアパレル業界の企業を中心に提供しており、ファッション年商1,000億円を超えるビジネスでも安心して利用できるSaaS型ECプラットフォーム。
時代のニーズにもとづき、新機能を順次開発し、ビジネスのさまざまな変化に対応。売上に連動した大量トランザクション(アクセス、注文、出荷、在庫保管)に対応できる体制があり、ワンストップにてビジネスサポートする。
今回、オンワードは、次の点を評価し採用となった。
- アパレル業界のEC業務に精通、また長年オンワードを支えてきたゆえに同社の業務/戦略をよく知り、ビジネス拡大に寄与する
- 年商1,000億規模のビジネスでも安心して利用できる、強固なシステム基盤
- 大規模ECプロジェクトを可能とする推進体制および実現のためのノウハウの保有
- EC領域のみならず、今後のビジネス変革/ビジネス拡大に向けて一緒に取り組んでいける共創パートナーであること
DX推進が進められる中、アパレル業界においてもデジタル化が進み、ECでの購買は当たり前の時代となった。オンワードにおいては以前より「ONWARD CROSSET」にてEC販売を進めていたものの、30代後半以上~50代の顧客層をターゲットとしたこれまでの百貨店中心のビジネスから、20代~30代のデジタルネイティブ世代に顧客層を広げていくため、これからを支えるEC基盤としては、買い物のしやすさだけではなく、ユーザー1人ひとりに寄り添いOMOを実現した仕組みであることが求められえる。そこで同社は、2030年度にEC売上1,000億円という目標を掲げ、実現のために共に奔走できる共創パートナーを探し、SCSKを採用した。
株式会社オンワードデジタルラボ 取締役副社長 西森浩文氏は次のようにコメントしている。
「今回のEC基盤の刷新は、当社の成長戦略において、さらなるサービスの向上とビジネス拡大につながる重要な取り組みでした。 今後も時代の変化に対応できる感性とスピード感を磨いていかなくてはいけないと考えております。 新たなEC基盤とともにユーザー目線を大切にしたサービスをご提供できるよう、進化し続けてまいります」
オンワードは、今回のリプレースにより、OMOにおける取り組みをスタートした。今後、EC売上拡大施策として、さらなる機能拡張を行い、継続的にEC基盤を成長させていく。また、SaaS型EC/OMOプラットフォーム「F.ACE」としては、時代のニーズに基づき変化し続けるサービスであることをひとつの特徴としている。店舗とECを融合させたOMOの機能拡充や他製品との連携による機能強化(ライブコマース、ハッシュタグを活用したソリューションなど)も進めているとのこと。