オンワード樫山は、商品企画・生産・物流プラットフォーム構築の一環として、製品ライフサイクル管理(PLM)ソリューションの導入を決定した。
PLM導入により、企画・調達・生産から物流、販売へとつながる商品のライフサイクル全体を通した情報共有・データ連携を実施し、コスト・生産進捗が可視化され、最適な商品の提供が可能になる。
また、取引先商社・協力工場を始めとするサプライチェーンを構成する各企業に協力してもらうことで、モノづくりプロセス全体におけるデジタル化を推し進め、生産リードタイムの短縮・調達コスト最適化による価格の適正化を図るとともに、トレーサビリティの向上を目指していく。
中長期経営ビジョン『ONWARD VISION 2030』に基づいて、"商品企画・生産・物流改革"を推進している。 生活者のライフスタイル・ファッションニーズに大きな変化・多様化が見られるなか、顧客に喜んでもらえる価値ある商品を提供していくためには、"商品企画・生産情報"の見える化、サプライチェーンのデジタル化によるプラットフォーム再構築が必要不可欠との考えから、Centric Software(セントリックソフトウェア)社の製品ライフサイクル管理(PLM)ソリューション導入決定に至った。
Centric Software社の製品ライフサイクル管理(PLM)ソリューションは、アパレルビジネスに特化した形で提供されており、ビジネスとの親和性が高いと判断。また、企画・生産・物流・販売の各ステップで多くの企業が関わる複雑なアパレルビジネスの実態に対応可能な点、大規模なカスタマイズを必要とせず導入できる点も主な選定理由となった。今後、日本のアパレル業界のモノづくりの力を強化するために、両社における強固なパートナーシップを構築していく考え。