生活協同組合コープこうべが、トランザクション・メディア・ネットワークス(TMN)の決済システムと循環型ポイントシステムおよび会員管理システムを採用。2021年10月1日、コープこうべの店舗事業、宅配事業他において、新しい決済・ポイントサービスが開始された。
取り組み概要は次のとおり。
会員管理
事業ごとに管理していた会員情報を一元化し、会員個人に加え世帯単位の管理を実現。家族1人ひとりの利用状況を把握することで、より効率的なデータ利活用が可能となった。コープこうべ全体としてのキャンペーンや、1to1マーケティングによるタイムリーな販促活動に役立てることができる。2022 年度以降には世帯単位のファミリーステージ制度を導入予定。
ポイント管理
事業ごとに発行していたポイントサービスを一元管理の上、共通化することで、単一のポイントサービスがあらゆるコープこうべのサービスで利用可能となる。家族内のポイント集約や、会員間のつながり強化への活用を想定し、会員間のポイント交換を新たなサービスとして追加した。
ポイント組合員証とオリジナル電子マネーカードを刷新
これまで分かれていたポイント機能とプリペイド式電子マネー機能を 「コーピーカード」1 枚に統合。一元化した会員情報により 「コーピーカード」をスマートフォンアプリでも展開し、店舗での買い物において、スマートフォン決済が利用可能となった。
J-debit サービスの提供
これまで現金のみだったプリペイド式オリジナル電子マネーカードへのチャージに J-debit を採用。新たに店頭に設置したチャージ機で、銀行のキャッシュカードからのチャージが可能となったほか、少額の現金引出しが可能となった。
コープこうべは今年、創立100周年を迎えるにあたり計画していた「あらたな決済・ポイントプログラム構築」を、ゲートウェイ事業で培ったノウハウを活かしてTMNが開発した決済システムとポイント管理システムおよび会員管理システムにより、実現した。
引き続き、コープこうべにおける「顧客ロイヤルティ向上」「生協への理解促進」「利用拡大」「効率化・コスト削減」の実現に向け、TMNの情報プロセシング事業を通じ、貢献していく考え。