SUPER STUDIOが、D2Cに特化したECカートシステム「ecforce」にオブザーバビリティ(可観測性)プラットフォーム「New Relic One」を導入。
SUPER STUDIOに導入された「New Relic One」はエンジニアチームが活用の中心を担う。ソフトウェア開発、R&D、インフラ、品質保証、セキュリティ各ユニットのリードエンジニアを中心に約20名でNew Relic Oneの利用を開始した。ユニットごとに目標を設定してNew Relic Oneの活用を推進するとともに、インシデント情報を全社で共有できる仕組みを整えている。
New Relic Oneは、即座にパフォーマンスボトルネックを検知してコード上の不具合を特定するなど、SUPER STUDIOが直面していたさまざまな問題を一掃し、ecforceの成長を加速させていく上で不可欠な統合的なモニタリング環境を実現。また、New Relic Oneが計測・収集するメトリクスを利用して、ecforceの顧客向けダッシュボードに自社サイトのページビュー数、コンパ―ジョン数、コンバージョン率といったスコアをほぼリアルタイムで表示できる機能を新たに提供している。
ecforceでは、従来は、OSSのツールでAWS上に構築されたサービス基盤の監視を行ってきたが、アプリケーションプロセス上のボトルネックやコードの不具合を発見することは難しく、重大事故につながりかねないインシデントの発生を事前に検知することができない状況だった。また、ログとメトリクスをつき合わせながらの原因調査に1週間を要することも課題となっていた。
株式会社SUPER STUDIO 取締役 CTO 村上功記氏は次のようにコメントしている。
「数百台規模のサーバーを運用する私たちの環境では、ユーザー数と取り込んだデータ量でコストが決まるNew Relic Oneのライセンス体系の優位性は圧倒的でした。また、ecforceの機能アップデートは業界トップクラスの質と量を誇りますが、New Relic Oneを利用すれば、新機能のリリース前後でコンバージョン率が変わったか、コンパ―ジョンにどれだけ寄与したかを計測しながら機能を磨き上げることができます。New Relic Oneのフルスタックオブザーバビリティを更なるビジネス成長に活かしていく考えです」