Yahoo!ショッピング、eコマース革命宣言を振り返る
Yahoo! JAPAN コマースパートナーエキスパート、株式会社ウィルマートの田中と申します。今回から、Yahoo! ショッピングに関するコラムを書かせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
Yahoo!ショッピングといえば、昨年10月の「eコマース革命宣言」を外すわけにはいきません。まずは、「eコマース革命宣言」からこれまでの流れを整理してみたいと思います。
「eコマース革命宣言」では、以下の3つが発表されました(ここでは、eコマース革命宣言の中で、Yahoo! ショッピングに関わる部分だけをお話しさせていただきます)。
- 出店手数料と売上ロイヤルティが無料
- 外部リンクを許可
- メールアドレスの利用
皆さんご存じの「出店手数料と売上ロイヤルティが無料」。これが最も衝撃的でした。モールとして収益の柱である出店者からの徴収をなくすという、今までの定石を覆す内容です。孫さんの「ヤフーは間違えていました。インターネットはもっと自由であるべきだ」という説明に潔ささえ感じました。
「外部リンクを許可」「メールアドレスの利用」については、売上ロイヤルティを徴収しなければモール内にお客様を囲っておく必要がないので、無料化のセットとして自然な成り行きだと言えるでしょう。
ほかにも、「Yahoo! JAPAN の様々なコンテンツからの集客」「キャンペーンの充実」「TVCMでの告知(ヤフオク)」などは、むしろ今までやらなかったことが不思議なくらいですので、やっと本腰を入れたという感じです。
あわせて、システムの強化も発表されました。
- Crocos懸賞とストアニュースレター連携サービス
- ショッピングクーポン発行
- ニュースレターのターゲティング機能強化
- ストア評価機能リニューアル
- 新管理・運営ツール「ストアクリエイターPro」リリース
これらによって、ストア側からお客様へのアプローチが積極的に行えるようになりました。無料化と合わせて、「eコマース革命宣言」が掲げている【売り手ファースト】を目指していると言えます。