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ECに携わることになった人へ、EC専門家集団「いつも.」が贈る最初の1冊

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2017/12/12 07:00

 成長市場としてますます注目が集まるEC。しかし、未経験者がいきなり取り組んでもうまくいくはずがありません。そこで最前線でECビジネスを手がける株式会社いつも.の専門家たちが書き下ろしたのが『先輩がやさしく教えるEC担当者に知識と実務』。今回、執筆メンバーに本書のポイントや使いどころについてうかがいました。

ECビジネスの現場に関わることになった人へ

――本書『先輩がやさしく教えるEC担当者に知識と実務』は、ECの運営代行からコンサルティングまでを行っているいつも.の皆さんによるものです。まず全体監修を担当された立川哲夫さんにうかがいますが、本書の対象読者を教えてください。

立川:本書は成長の続くEC業界に携わる方が増えてきたことから、最初に役立ててもらう教科書として執筆することになりました。そのため、まったく業界のことを知らない新入社員というよりも、何らかの機会にECビジネスの現場に関わることになった方を想定しています。例えば、次のような方です。

・上司や先輩が忙しく、気軽に質問できない人
・いきなり店長を任せられた人
・他部署からEC事業部に異動してきた人
・他業界からEC業界へ転職してきた人
・ECの幅広い知識を知っておきたい人

立川哲夫さん
立川哲夫さん:いつも. 事業推進部 兼 グローバルEC事業部 部長

――本書ではどんなテーマを重視されていますか?

立川:「幅広い販売チャネルに対応すること」「スマホECへの対応を手厚く扱うこと」「普段は教えてもらえないけど重要なことまで掘り下げて教えること」の3つです。EC業界向けの本の多くは「自社ECサイト」を想定したものや「PC優先」のノウハウを解説したものが多く、ここ2、3年で急成長したモールチャネルやスマホに対応しきれていません。ですので、そこに焦点を合わせたテーマを意識しました。

 具体的な内容としては、EC業界の歴史、ECサイトの種類、スマホを中心とした「売り方」の基礎知識、そして自社ECサイト、楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピングなどのモール施策に加え、これからますます重要性を増すバックヤード業務までを網羅しています。

――そうした内容が役立つと判断されたのは、どんな背景があるからなのでしょうか。

立川:本書でも紹介していますが、EC市場は確実に拡大してきていて、現場では猛烈なスピードでノウハウが進化するだけでなく、競合もどんどん増えています。そのため、多くの企業がEC事業への投資を増やし、人材の増強も行っています。

 ですが、最新のノウハウや幅広い知識を持った上司や先輩社員は商品開発やイベント準備、運営管理など日々の業務への対応を優先してしまい、若手人材を教育する時間が取れていない実態があります。

――そういう状況で、本書はどのように活用できますか?

立川:本書はもしかしたら、現在の業務に直接関係がないテーマや、新任の方には多少難しい内容も含まれているかもしれません。ただし、盛り込んでいる内容はECに関わる人材として知っておいてほしいことを厳選しています。

 最初は自分に関係するところや興味のあるところを中心に読んでいただくといいでしょう。そして日々の業務を行う中で「あれ、これはどうするんだったっけ?」と疑問や課題に感じたとき、必要なところを拾って読むのがいいのではと思います。

スマホファーストの視点が特徴

――執筆された山下優佑さん、加藤至繁さん、高橋直樹さん、鈴木基信さん、渡邉麻衣子さんは、ECサイトの運営代行やコンサルティング、組織作り、サービス開発を行っていて、EC未経験の部下を持つことも多いとのこと。本書の概要と、使いどころを教えてください。

山下:今回、私は新任担当者をイメージして執筆を行いましたが、長年ECに携わってきた経験者の方にとっても実は知らなかった情報や、あまり理解できていなかったと感じる部分があるのではないでしょうか。幅広い情報が詰まっていると思います。

山下優佑さん

山下優佑さん:いつも. コンサルティング事業部 リーダー

加藤:上司や先輩からの指示に従って仕事をしている方だと、その指示の本意が掴めなかったり、自分がやっていることが正しいのか疑問に感じることがあると思います。そんなとき、本書を読めば上司や先輩の視点で考えることができるようになり、作業の必要性やどんな手法が有効なのかを構造的に理解できるはずです。

 逆に、経営者やマネージャーにとっては、現場に指示するときにどんなことに気をつけないといけないのかも理解できるようになるのではないでしょうか。

鈴木:本書はEC事業の概要だけでなく、実際の運用についても実践的な情報を網羅しています。特に、楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピングといったモールについて細かく解説しています。国内EC売上の50%を占めるモールをバランスよく解説している本は意外に少ないんです。

 また、スマートフォンページにはどういうコンテンツが適切なのかなど、新任の方にとって難しいと思われる商品の見せ方や売り方を、いつも.が培ってきたノウハウをもとに解説しています。

渡邉:スマホファーストの視点でサイト構築のコツや「今どきの売れるデザイン」については詳しく解説しました。忙しい先輩がなかなか教えてくれない、サイト構築全体の流れやスマホユーザーの動きを想定したデザインを解説しているのがほかのEC本と異なるところだと思っています。

高橋:実務経験がない人にとっては、例えば各モールの管理画面の使い方がわかりません。ですが、管理画面は契約前に確認できませんよね。そこで本書では管理画面を始め、ブログやほかの本では見ることのできない情報を多数掲載しています。ぜひ役立ててもらいたいですね。

高橋直樹さん
高橋直樹さん:いつも. コマース支援事業部 マネージャー

ECの全体像と具体的なノウハウを学べる

――皆さんが本書を通して受け取ってほしいのはどんなことでしょうか。

加藤:ECに関する情報はほかの本やネットに溢れ返っています。ですが、大枠の考え方や概要がほとんどで、「具体的に何をすればいいのか」についてはあまり書かれていません。それだけ読んでも、どうしても行動につながりにくいんです。

 本書はそれぞれのテーマにおいて知識だけでなく具体的な手法についても書いています。本書を読めばすぐに自社が抱える課題に手をつけられるので、私自身も、新任のときにこういう本があれば重宝したと思います。新任の方はまずEC事業の全体を理解しないといけませんが、そのための情報は前半にまとめているので、そこもきちんと読んでほしいですね。

鈴木:巷に溢れている情報は細切れになっているため、どうしても本質を捉えるのが難しいんですよね。どんなに知識を蓄えても、全体的な構造から基礎の部分まで捉えていないと、実際に行動を起こそうというときに結局何から手をつければいいのかわかりません。

 いかに未経験と言えど、細かい部分も本質を理解していないと意味がありません。本書を通してECの全体像を把握して、徐々にブレイクダウンしてほしいですね。そうすることで本書の内容が業務にしっかり反映されると思います。

渡邉:デザインの観点から言うと、デザイン担当者は業務中、ほとんどPCで業務を行います。そのため、ユーザーの多くがスマホでサイトに訪れることをつい忘れてしまうんです。本書ではスマホファーストの視点で制作するうえで重要となるデザインのポイントと、重視すべき数値も触れてあるので、ぜひチェックしてもらいたいですね。

渡邉麻衣子さん
渡邉麻衣子さん:いつも. ソリューション事業部 リーダー

山下:また、EC業界はどのように部下を育てればいいのかわからないといった悩みが多い業界でもあります。本書はEC未経験者が対象なんですが、先輩の立場にある方が自分の知識と本書を照らし合わせ、部下に何を伝えるべきなのか学んでもらいたいですね。

鈴木:やはりECは現場が忙しいため、先輩や上司は部下に説明する時間がとれないことも多いと思います。そんなとき、新しくEC業界に飛び込んでくる方や部署異動になった方に本書を読んでおいてもらうだけでも、ある程度知識を得た状態で業務に取りかかれるので説明の手間が省けると思います。

鈴木基信さん
鈴木基信さん:いつも. コマース支援事業部 リーダー

読み終わったら手を動かしてほしい

――本書を読み終わったあとに実践してほしいことを教えてください。

山下:ECサイトを運営していくうえで絶対に知っておきたいことを厳選してまとめましたが、具体的な分析手法やサイト制作のコツといった実践的で売上に繋がることも書いています。課題発見にも繋がるのではないでしょうか。

 ですので、本書を読んだら、これまでできていなかったと感じた部分にすぐ取りかかってみてください。売上に直結すると思いますので、チャレンジのしがいがあると思います。

加藤:私もとにかく手を動かしてほしいと思っています。各章のコラムで商材別の売り方や戦術を説明していますので、自社の商材に合った方法を試しながら、どんどん改善していってください。また、競合やほかの商材を扱う企業が取り組んでいる方法も理解しておけば、売上が伸びないなどで行き詰まったときでも道が見えてくると思います。

加藤至繁さん
加藤至繁さん:いつも. コンサルティング事業部 リーダー

鈴木:やはり実際にトライアンドエラーを繰り返してほしいですね。本書を通して基礎を学んで実践し、そこから自分なりに工夫をする。そんな使い方をしてもらえると嬉しいです。

高橋:本書では組織作りについても解説しています。例えば、モールごとに担当者が異なると属人化する事柄が多くなり、その人が休むだけで業務が回らなくなることもあります。ですので、本書を参考に業務管理やマニュアルチェックの方法を統一し、新人でも少し教えればできるような状態にしてほしいと思います。ぜひ、組織やチームでECサイトを運営できるようにしてください。

渡邉:私はECの現場には8年以上携わっていますが、本書がそうであるように「基礎知識と実践」をセットで理解することがとても重要だと思います。日々の業務は作業に終始するケースが多くなりますが、今の自分の部署や役割と直接関係ない「基礎知識」を理解しておくと、新しい仕事を任せてもらうチャンスが広がります。ぜひ本書を何度か読み直し、業務の幅を広げてほしいです。

――それでは最後に、立川さんから読者にメッセージをいただけますか?

立川:本書の内容は弊社の人材育成プログラムで活用しているもので、弊社では実際に早期から現場で活躍できる人材が育っています。ですので、まずは本書を最大限に活用していただき、「プロのEC担当者」としてノウハウを吸収してください。

 ただ、競争は激化する一方なので、EC事業を成長させるには自社でのトライアンドエラーだけでなく、外部からノウハウを学ばなければならない場面も出てくるはずです。そんなときは、よければ弊社が行っているセミナーや、公式ブログなども活用していただければと思います。

購入特典をチェック

先輩がやさしく教えるEC担当者の知識と実務

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先輩がやさしく教えるEC担当者の知識と実務

著者:株式会社いつも.
発売日:2017年12月5日(火)
価格:2,138円(税込)

本書のポイント

・EC担当者に必要な知識と実務が横断的にわかる
・楽天、Amazon、Yahoo!をメインにチャネル別の施策がわかる
・モールでは7割を超える利用率のモバイル対策もばっちり網羅
・商品ジャンル別の売りかたのコツも網羅

 

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