自然な導線で「単品」から「定期」へ促進
単品購入でカートへ商品を入れると、カート画面で大きく定期購入がレコメンドされ、定期購入に変更した場合の料金や特典のメリットが表示されます。また、ボタンも該当の商品の真下に配置。カートから購入手続きに進む前に、「定期お届けコースに変更する」が自然と目に入るように工夫しています。
ちなみにカートのインターフェースですが、「単品購入」と「定期購入」とでフレームワークが分かれています(同じ商品を同時に、「単品」「定期」ともに購入することも可能です)。別々にすることにより、利用者の操作をクリアにできる効能があるでしょう。
一方で、若干不便さを感じる点もあります。それは、一度「定期購入」に変更すると、カート上では「単品購入」に戻せない点です。「定期購入」にした商品を一度削除し、「単品」としてカートに入れ直す必要があります。カート上からも単品→定期、定期→単品の変更をできるようにしたほうが便利だと思います。
単品&定期ごとにお届け希望日時の指定
カートのインターフェースで、「単品購入」と「定期購入」とでフレームワークが別になっていると述べましたが、日時指定も別々に行うことができ、その手法も異なります。
「単品購入」はカレンダー形式です。ちなみに「日時を指定しない」の場合は、非表示になっており、スペースを省略しているのでしょう。表示領域の狭いスマホですから、情報は必要としているユーザーにだけ見せればよいという視点は重要だと考えます。
「定期購入」の日時指定は、「日付指定」と「曜日指定」から選択することが可能です。カゴメ通販の場合、商品は健康系食品なので、毎月X日に届けてもらうのか、それとも毎月第Y週Z曜日に届けてもらうのか、選択できるようになっているのは、消費者のニーズに沿う仕様です。
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